剣道の強豪道場が強い理由~強さの秘密はどこから来るのか①


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なぜ強豪道場はあんなに強いのか

剣道は、所属する団でかなり技量が変わってくる種目の一つです。かといって、先生方同士が試合をしたら必ずしも強豪道場の指導者が強いとは限らないし、先生方が日々指導していらっしゃる内容も同じ剣道であり内容そのものに大して違いはないでしょう。こどもにしても、同じ小学生で身長が極端に大きいわけでも、運動神経が素晴らしすぎるわけでもありません。それなのになぜ、強豪道場はああまで強く、大会ではいつも決まった道場が上位を占めるのでしょうか?この秘密は一度で語りきるのは難しそうなので何回かに分けて探っていきたいと思います。


 

一番の秘密はここです

試合に勝つのが当たり前だから

これまた、何の説明にもなっていないし、秘密でもなんでもない!と読者のかたからお叱りを受けるようなことを言うてるようですが・・・。強豪道場は勝つのが当たり前であり、もっと言えば、「そこに所属する人が全員、ごく自然に、試合に勝つのが当たり前と思っている」のが、一番の理由です。じつは、「自分は勝つんが当たり前なんだ!」と心の底から思うことこそが、強豪道場と他の道場との一番大きな違いである、と断言できます。なぜなら、どんなに努力しても、どんなに実力があっても、「自分は絶対に強いから勝つんが当たり前や」と心から思えるのには、どうしても自分だけでなく自分の周囲もそう思ってもらうことが必要で、一般的な教室ではそれが難しいのです。

 

▼コチラの記事では、強豪道場の指導者にのみ見られる「団を強くする考えかた」を紹介しています。

強豪道場の「指導者層の考え方」

当たり前に思っていること=強さ

人はみな自分なりの「当たり前」の位置にいる

強豪道場では、選手や指導者全員が「勝つことを当たり前」に思っているのが最大の秘密だ、ということを述べました。人はみんな、自分なりの「当たり前の基準」を持っていて、ある子にとっては二回戦までで負けることが当たり前であり、ある子にとっては決勝まで残るのが当たり前だと思っているとすると、物事はすべて「個々が当たり前であると思っている状態に自然に収斂(しゅうれん)していく」というのが真実のようです。

個々の「当たり前と思う基準」を引き上げることは、実は、稽古を毎日する環境を整えるより、九州に毎週遠征に行くことよりもむしろ、難しいことです。一定の時間と一種の宗教じみた思い込みと、それを可能にする保護者と指導者がいて初めて、とある地点からある地点へ「当たり前」の基準を飛躍させるブレークスルー点が発生してきます。

 

一定の時間

例えば、ある時期から急に飛躍した子がいるとします。その子の後ろには、かなりの高い確率で「我が子はこんなところで収まらない、必ず飛躍するはずだ」と強く思い込んでいる親がいます。その親の情熱に引き上げられるようにしてこどもが、ある日突然今までいたところから飛躍して、存在感を示すようになるわけです。

親の「思い込み」がこどもに伝染し、こどもがそれを表現するようになるまで、少なくとも一年~二年ぐらいはかかるでしょう。その間、親は、こどもがどんなに弱く見えようが一回戦で負けようが、「この子の『当たり前』はもっと上にあるはず」と信じ続けなければなりません。

実は、現実ではそうではないのに、親が「無条件にこどもを信じる」期間が耐えられず、諦めてしまうケースが大半です。「親がこどもの実力を見た目より大幅に上のところにあることを単体で地道に信じる」というのが難しいわけで、強豪道場では親だけでなく、指導者、他の保護者が一丸となってこどもを信じ切っているから、こどももそのようになっていくのです。

ブレークスルー点

強豪道場では、入団した時点で、保護者と指導者が一丸となってこどもを信じ、その信念が相互に伝染して自然に「当たり前」の基準が引き上げられ、こどももそれに連れて強くなっていきます。

こどもは急には強くはならないし、親も信念を保ち続けることは難しいのですが、強豪道場では「勝つのが当たり前な意識」をみんなで共有しているので、信じ続けていられます。

剣道を始めて一年、二年ぐらいまでは、どんな強豪でも一般の教室でも実力差にはたいした違いはありませんが、強豪道場の子は、三年生になるころからブレークスルー点を迎えます。

今まで平凡に見えていたのが、急に「強豪らしい」剣道をするようになるのです。

親や指導者の求める「当たり前の基準」の高さがまずあり、周囲の信念が浸透する一定の時間が過ぎたあと、無事ブレークスルーを得て、一般の道場とは基準の違う剣道をするようになる

というのが、強豪道場の強さの秘密のようです。

 

まとめ

強豪道場は、そこに所属する全員がごく自然に「高い基準の当たり前」を持ってこどもに接し、こどももそれに応えて強くなっていくとしたら、一般的な教室の子も、難しいながらそれに準じたことはできるはずです。

・親がこどもを「もっとやれるはず」と信じる

・現実に流されず信じ続ける「一定の時間」が存在する

・ブレークスルーが訪れても、舞い上がらず、これが当たり前だと涼しい顔で受け止める

ことができれば、こどもはそのように育ちます。ただ、一般的には、そのような一見無謀とも思える、ある人から「誇大妄想」と指摘されるような信念はなかなか持ち続けられるものではありません。

それがすんなり実行できるのが強豪道場であり、そのような伝統を受けついでいくため、小学校一年生が三年生になるころには、また一人「強豪道場らしい剣道をする子」が誕生してくのでしょう。

やはり、こどもが強くなるには先にメンタルを整えること、そのためには保護者が最も重要な役割を担っているようです。

 

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