剣道の試合で「普通のチーム」を「優勝させる」秘訣が一つだけある


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勝つよりも「引き分けること」のほうが実は大切

本日は、団体戦で優勝したい、一つでも多く勝ち上がりたいと思う人たちのために、大きな大会で優勝できる団体だけが知っている秘密をお伝えします。

これは実は言いたくないぐらいのトップシークレットです。

なぜなら、優勝できるチームだけが知っていて、実践しているからこそ、そこは優勝できるからです。

そして、大きな大会で優勝どころか勝ち上がることもできない団体はそもそも、これを知らない。

その秘密とは、「五人全員が、格上の子にも引き分けられるかどうか」です。

勝て!と命じたら難しいが、引き分けならば、身長が低かろうが学年が下だろうが、可能なはずです。

強豪と呼ばれたり、ある程度の大会で優勝できるチームは、骨の髄まで「引き分けの重要性」を知っています。

本日は、引き分けの効能と重要性を認識してもらい、普通の団体を優勝するチームに生まれ変わらせる方法を紹介します。

勝つよりも引き分けが大切、ということは、うっすらでも知っている団は少ないかも知れませんね・・・でも全国のトップクラスの道場は知っています。

アイドル剣士こはるです。引き分けよりも五人全員が勝つ、5-0の10-0のほうがより良いような気がしますが・・・

でもそういう勝ち方は、圧倒的力の差がないといけませんよね?小学生ですよ、まだ剣道始めて何年も経っていないのに、そこまで圧倒的力が着くことはちょっと難しいでしょ。

いくら生まれつき運動神経が良くて、稽古量が多くて、場数をいっぱい踏ませてもらってても、たかだか3年剣道したぐらいじゃ、差は着きませんよね。同じ小学生ですから。

だからこそ、「引き分け」が鍵を握っているんですよ!

団体戦で勝つ団の違いを述べたシリーズ「先鋒について」の記事ははコチラです。

団体戦の先鋒は「ムードメーカー」

強いから優勝できるのではありません

まず最初に、「強いから優勝できる」のではありません。

強い子は、5人のうち1人いればいいです。もしくは、5人全員そこそこ強ければそれでいいです。

※ここを、多くの団体が勘違いしています!!!!!!

優勝するチームは「強いから優勝できる」のではなく、「引き分けられるから優勝できる」のです。

まず思想を転換させてください。

これを知っていないと、いくら一人一人が強くても大会で優勝はできません。

2位や3位ならなれますが、優勝だけは別で、これを知っているチームのみが栄冠を手にできます。

飛躍しているようですが、「強さ」に頼っていては、優勝は難しいです。ここは思想を転換する必要があります。

そもそも圧倒的な強さで優勝するなんて道場は、全国にいくつもありませんよね・・・

団体戦で勝つチームの特徴について「副将がひっくり返す」の記事はコチラです!

団体戦で副将が「ひっくり返す」

「引き分け」の効能

ではなぜ、「引き分け」のほうが「強いこと」よりも大事なのでしょうか?

それを知るには、まず「強い」とはどういうことか、を考えてみるとわかります。

「強い」とは比較対象が必要です。強さは相対的なものだからです。

試合会場の中で誰よりも強い、というこどもは、単純に考えてその試合会場に1人しかいません。

試合会場で最も強いたった一人のこどもを除いて、どんな試合会場にも、自分より強いこどもがいて、それ以外には負けてしまうのが普通です。

では「引き分け」はどうでしょうか?

「引き分ける」のは、比較対象が必要ありません。

自分より強かろうが、その試合会場で一番強いこどもに対してだろうが、「引き分け」の効能を知っているこどもはかなりの確率で引き分けてこられます。

この「どんな格上の相手にも引き分けられる」というのが、相対的な「強さ」よりも入賞、ましてや優勝には必要なのです。

もちろん、どんなに引き分けようとしても、自分より強いこどもに負けてしまうことも有りますが、その確率は、なんとなく試合をしているこどもの10分の1以下でしょう

その分だけ、団の勝率が10倍アップします。

強い子供が一人勝ち、あとのこどもが引き分けに徹すれば普通に勝ちが決まります。五人のうち「強さで勝負」する子なんて一人いればいいのです。

確かに。そもそも勝つことより「引き分ける」ほうが容易ですね!そう言えば、二年生が大きな四年生に一生懸命引き分けているのを見ました。そのチームはどんどん勝ち上がって優勝したりしていました。

団体戦で勝つシリーズ「先行逃げ切り型」についての記事はコチラです。

団体戦の「先攻逃げ切り」型

「強さ」に頼る団と「引き分け」に頼る団の勝率の違い

具体的に、「強さ」に頼る団と、「引き分け」に頼る団の勝率の違いを見ていきましょう。

一人一人の強さを数値化して比較してみます。

「強さ」に頼る団は、数値化した強さは先鋒から、4、2、4、3、5です。

このチームの強さ指数は18です。

「引き分け」に頼る団は、数値化した強さは先方から、3、3、2、2、5

強さ指数は15。

普通に戦うと、「強さ」チームが勝ちます。強さチームが

勝ち、負け、勝ち、勝ち、分けになるはずです。

ところが、引き分けチームは、単純な強さ比較ができません。

実際の試合は、

分け、勝ち、分け、分け、分け

で引き分けチームが勝ちました。

自分より格上だと思ったら慎重に、前に出ず、相手に合わせず、自分のペースで戦い、ともかく負けない剣道を展開する。

取れる!と思ったら前に出て取りに行き、取れないと感じた時点で自分より後ろの子に勝負を委ねるる

こういう戦略を取れるのが「団体戦」です。

 

このような考え方こそ「戦略」と言われているものです。選手よりも指導者層がこういうことを考えているかどうかも戦績に大きく影響してきます。

団体戦で勝つ団の違いシリーズ「次鋒」の記事はコチラです!

次鋒は「勝率」を左右する

調子の良し悪しに関係ない試合運び

年間に500試合を超える少年剣道の試合を見ていると、小学生のこどもの調子の良し悪しは本当に日によって違うなあ、といつも感じます。

 

調子の良し悪しは、自分でほぼコントロールできません。

 

大事な試合の時に自分のピークを持ってくるような作業は、小学生どころか大人でも自覚的にやることは難しいでしょう。

 

そういういわゆる「偶然」に頼らない試合運びが「引き分け重視」の戦いかたです。

 
引き分けというのは強さ、運、偶然、調子の良し悪し、などとはほぼ関係ありません。
 

そこにあるのは「戦略重視」の姿勢と「勝てないなら引き分ける」という強い意志だけです。

 

一番難しいのは、こういうメンタルを持つことができるかどうか、ではないでしょうか。こどもは前に出たがるものですし、そもそも自分の勝利を度外視して引き分けようとするなんて、小学生のやることではないような気がします・・・

でも、それをやれるのがいわゆる「強豪道場」なんですよ。剣道はどこでも同じことを習っています。少々厳しい緩いはあるかも知れませんが、教えられている剣道そのものに違いはありません。
団体戦はこういうメンタルがものを言うのですよ。

団体戦で勝つ団の違いシリーズ「副将」の記事はコチラです!

副将が「ひっくり返す」

団体戦で勝つ団の違いシリーズ「中堅」の記事はコチラです!

中堅は「スイッチ」になる

個々の強さに頼るか戦略に頼るか

最終的に、優勝できるチームは、「個々の強さ」にはほとんど頼りません。

実際に優勝できるチームは個々にも強いのですが、それよりも重視しているのが「戦略」つまり、「勝てないなら徹底して引き分ける」「自分の勝ちよりもチームの勝ちを優先する」という姿勢です。

かといって、こどもだけで「戦略」を重視しろ、引き分けを狙えと言ってみても、こどもには実践できません。

そうなるとやはり、指導者、監督、保護者一同周囲の大人が全員で同じ認識を持って戦い、一戦一戦負けない戦いを根気よく団に植え付けていくことが必要です。

こう書くと難しいようですが、実は、手っ取り早くこどもにこう伝えることはできます。

「勝てと言われたら難しい相手がたくさんいるけど、引き分けならたぶんできるよ、引き分けて後ろにつなげばいいよ」

ということを一人一人に声掛けしていくだけで全然違うんではないでしょうか?

普通なら負けてしまうところを引き分けてくれる子が一人増えるごとに、勝率が2倍、3倍と指数関数的に膨れ上がっていきます

そして、伝統あるチームが団体戦で失敗して叱られるときに最も多い言葉が、

「そういう試合は個人戦でやってくれ、団体戦で自分勝手な試合をするな!」

というフレーズです。

この言葉に、勝つためのエキスがぎっしりと詰まっているので、噛みしめてみてください

保護者の一人でもこういう認識を持つことで、団はその日から少しずつでも生まれ変わっていくことができます。

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※イラストは自作のものと、プリ画像GMOから引用しました。
 
 

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