剣道の切り返しが上手くなる=剣道が上手くなるその理由と実践法


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剣道の切り返しが上手くなる=上達する

今回は、剣道の切り返しについてです。

ここでは、「切り返しが上手くなる」=「剣道そのものが上達する」という図式になる理由と、切り返しが上手になったときどこが変わりどのように試合に有利になるかを記事にします。

まず最初に

剣道の切り返しは準備運動でも整理体操でもありません!

実は切り返しは、それだけを稽古時間の何時間かずうっとやっても良いほどの濃い稽古法です。

切り返しを練れば上手くなる

剣道の切り返しには、メン打ち、ドウ打ち、コテうち、引き技全般、すり上げ技全般、返し技全般、が入っています。

つまり、剣道のすべての技が切り返しの中に入っているということです。

その上、足さばき、呼吸法まですべてそこに含まれているので、究極的には、

切り返しさえ上手くなればすべて上手くなるということになります。

ただし、漫然と切り返しをやっていては上手くならず、ただの準備体操と整理体操にしかなりません。

この動作はどういう効能があり、後にどう生かせるかを知れば、意識付けができて毎回の切り返しの質が変わり、それにつれて剣道の質も変わってきます。

▼「一拍子」の打突が勝つカギになります

剣道は「一拍子の打突」で勝つ

 

メン体当たりからの左右メン

切り返しの最初のメン→体当たり→左右メンについて

切り返しの最初、正面打ちから体当たり、メンへの流れで、正面内の大切さや発声などは、先生方からも良く指導されると思います。

でも、意外と意識できていないのが、「体当たりから左右メンに渡る動作」です。

この一連の動作で体当たりからお相手を追い込んで打つ、または引き技に移る動作の稽古になります。

小学生は特に、この「体当たり」というのができているこどもがほとんどいません。

一方で、ちゃんとした体当たりができるこどもは、そこから相手を追い込んだり引き技を出したりするのがとても上手で、試合などでものすごく有利になります。

ちなみに剣道の技の一種である「体当たり」とは、基本、お相手を場外に押し出すための動きではありません。

〇お相手に体当たりすることでお相手のバランスを崩し、追い込んで一本を取るため

〇もしお相手がバーンと跳ね返してくれたら、その反動を使って後ろに下がり引き技を繰り出す

ための基本動作を反復しています。

体ができていない小学生が体当たりを本気ですると腰を痛めたり、けがをしたりする可能性もありますが、それでも体当たりというのは剣道でも必要な動作ですし、きっちり習っておいて応用できるようにしたいものです。

正しい体当たりと体当たりの受け方を学んでおけば、場外に押し出されることも耐性ができますし、怪我も防げます。そして体当たりからの技のバリエーションも増えます。

体当たりの基本は思い切って腰から押し出すこと、もっと言えば

「胴と胴をバーンとぶつける感じ」

で前に出ると、自然に腰が入って上手な体当たりができます。

この「掛り手は胴をぶつけに行き、元立ちは胴で受け止めるようにする」という指導は、県代表の総監督をされている八段の先生から教えてもらいました。

掛り手が胴をぶつけに行って元立ちがよろけるようでは体当たりの稽古にはなりません。

元立ちも、「跳ね返す」つもりで受けて、双方の呼吸が合って初めて正しい体当たりになり、バランスを崩して追い込みメン、または跳ね返す力を利用して引き技という一連の攻撃の稽古になります

体当たりにはお互いにぶつかり跳ね返す「合気」も必要になってきますので、剣道の一本に必要な「合気」の稽古にもなります

ぜひ、切り返しにおいて見過ごされがちな「体当たり」を意識して稽古してみてください

切り返しにおける「竹刀で受ける左右メン」

左右メンを竹刀で受ける切り返しには、いろいろな剣道の技が詰め込まれています。

ここで、狙う場所は相手の左右メン紐の辺りで、そこを狙いつつ竹刀に当てて落とす、という動作です。

この「竹刀で受ける切り返し」を見ると、その人の手首の柔らかさや体と竹刀の一体感がわかり、応じ技が上手いかどうかが大体判断できてしまいます。

なぜなら、竹刀で受ける切り返しはモロに

応じ技に入る動作そのもの

だからです。

竹刀で受ける切り返しのさい、左右メンが竹刀に当たったとき手の内を聞かせて添わせる、この手首の使い方が、「擦り上げ・擦り落とし技」と同じ動きになります。

ちなみに擦り上げ・とはこのような打ちです。

剣道の技 擦り上げから擦り落としに

手首を固定して竹刀に伝わせるのではなく、衝撃を吸収するように沿わせて擦り上げるまたは擦り落とす、そういう動作は、「切り返し」の竹刀を打った後の手首の使い方そのままです。

擦り上げ技というのは小学生にはなかなか難しいかも知れませんが、普段から切り返しで市内の入る角度(斜め45度)と狙う場所(面紐のかかっている辺り)、元立ちの竹刀に当たったときの手首の使い方を意識することで、そのまま刷り上げの練習をしていることになります。

小学生の擦り上げ技ではコチラ

小3 刷り上げ

小学三年生でも教えたり、切り返しを丁寧に指導すればこのような技が体得できます。(未成年者の動画なので拡散ご遠慮ください)

▼上達するには「合気」が必要

一本に必要な「合気」って何?どうやって習得する?

 

切り返しで呼吸の大切さや足さばきも体得できる

切り返しを大事に稽古すると、呼吸法や足さばきも体得できます。

一息の切り返しでは、呼吸を詰めて左右メンを一気に打つ連続技の練習ができますし、足さばきや間合いを掴む稽古にもなります。

特に呼吸に関しては、息を吸い、吐く場所を意識することで、

息を吐く=発声と攻撃

息を吸う=相手に隙を与える瞬間

なども意識できるようになります。

呼吸は人間の意識と無意識をつなぐ唯一の懸け橋です。

無意識に行っている呼吸を意識することで、お相手と「息を合わせる」ことや「攻撃の呼吸」を意識的にコントロールできるする稽古になります。

まとめ

切り返しは、それをきっちりするだけで剣道の基本がすべて詰まっていて応用出来たら技もカバーできる優れた稽古法です。

特に、手首の使い方をマスターすれば、返し技や刷り上げ時の手の内もそのまま使えるようになり、技のバリエーションが広がります。

ところで、冒頭で述べた「体当たり」は、なんとなくですが、軽視されがちになっている気がします。

この辺りも、「なぜ体当たりをするのか、それは、体当たりをして相手が姿勢を崩したときに打ったり、もし跳ね返してもらったら引き技を出すための稽古をしているんだよ、だから思いきってぶつかっていき、受ける側もちゃんと跳ね返してあげないといけないよ」と、きちんと言葉で説明してあげることが大切です。

こういうことを考えるにつけ、やはり、

小学生には難しいかなと思うことも遠慮なしに教え、なぜこれは大切なのか、何のための稽古なのかをきっちり説明してあげて挑ませるのと、ただなんとなく切り返しをさせるのでは、後に結果が大きく異なってくる、ということです。

相手がこどもだとか、教えてもわからないだろうとか思わずに、こどもにも遠慮なしに理由や効果を教えてあげてください。

皆様に少しでも有益な情報、楽しんでもらえる記事を(ほぼ)毎日記事を更新しています。

イラストは自作のものと、プリ画像GMOから引用しました。

 
 

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