剣道の試合で勝つためのポイント③~位置取りの大切さ


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勝率をアップさせる「位置取り」の大切さ

本日は、剣道の技術についてです。練成会や大会で、会心のコテを打った!一本取った!と思っても、有効打突にならなかったことが、皆さんにもあると思います。

それは、本当にごく単純なことが理由である場合があります。

審判から、その打ちがよく見えなかった、というそれだけのことが原因のことが多いです。

試合をしていたら夢中になってしまい、この「位置取り」を考える余裕があまりないのですが、「位置取り」を実践することで勝率は確実にアップします。

本日は、「位置取り」を身に着ける方法と、その効果についてお伝えします。

▼勝つための欠かせない要素

「合気」ってなに?どうやって習得するの?

試合は自分、お相手、審判の「位置取り」で決まる

剣道の公式戦は審判が三人いて、二本の旗が上がれば一本になります。

一人しか旗を上げなければ有効打突にはなりません。

どのような競技でもそうだと思いますが剣道では特に、審判が試合に参加し、試合の行方を決める重要なカギを握っています。

選手は試合に夢中になって審判の存在を時々忘れてしまいますが、いつも意識の中に「自分、お相手、審判と一緒に試合を作る」ことを心がけていれば、やらなければならないことが見えてきます。

剣道の試合での位置取りの大切さ

剣道の大会では三人審判が、360度の角度から試合を見て、有効打突を「一本」にして勝負を決めます。

通常、三人の審判は、あらゆる角度から選手の打突を見逃さないよう、輪を描きながら選手の試合を審判しています。

しかし剣道は動きが激しく、打突も相当早いので、三人の審判でもどうしても見えない角度があります。見えない場合誰も旗を上げることができません。そんなとき、有効打突の一本は見逃されてしまいます。

例えばこの試合の一本目のコテ打ち

練成会 

※未成年者の試合ですので、転載を禁止します。

さる小学生低学年の市大会の決勝戦です。小学生低学年でもこのスピードを保って試合をします。

三人の審判の角度に注目してください。カメラの撮影者には打突がとてもよく見えるのですが、実際、三人の審判にはいずれも最も見えにくい位置で打っています。

選手二人の右手前の審判には見えていたと思われますが、たとえ一人の審判に見えても、二人が見えない位置で打っていたら、その審判は旗を上げることができず、結果として一本にはなりません。

剣道の試合で位置取りが悪いとコテは特に見逃されやすい

先に上げた動画で、コテに旗が上がらない理由はほかにもあるかも知れません。その辺りは、試合会場の審判の判断に任せるしかありません。

ただ、例として、コテ打ちは特に、お相手の体の陰に隠れたり、見えにくい角度がよくあります

そうなると、コテを打つさいの角度によって、有効打突として見做されない、という結果になってしまいます。

かと言って、「位置取り」をあまり神経質に考えすぎると、試合そのものがおろそかになってしまい、それでは本末転倒です。

注意点としてはただ一点、ここを意識してください。

常に試合会場の中心点に向かって打突を行うこと、常に、視界が広がる方向を見ながら試合をすること

そして心理的には、審判と一緒にゲームを作り上げる、という意識を持つことで、正しい位置取りを行うことができます。

剣道の試合を作る割合は、自分の打突が4割、お相手の反応3割、審判の判断が3割

ここで少しメンタル面の話になります。

どんな競技でもルールがあり、そのルールが正しく行われているかどうかを判断する審判が存在します。

その中でも剣道は、「審判が試合に参加する」割合が非常に高いものの一つです。

もちろん、自分の打突が最も重要なのですが、その打突を「一本である」と審判が判断しないとポイントになりません。

そして、相手が自分の攻撃によって心理的ダメージ受けたり、怯んだりするようなリアクションを引き出すことも必要とされます。

そういう点が、剣道をしない人にとっては、

〇今のがどうして一本にならないのかよくわからない

〇何を基準に勝負を決めるのかがわからない

と思われ、世界で理解されにくい点かもしれません。

一方で、その試合の中で、自分、お相手、審判の三者が一体となって物語を作り出す面白さがあります。

数多くの試合を見ていると、試合が一つの物語に感じられることがあります。

導入部分があり、盛り上がっていく過程があり、クライマックスに達したとき、「一本」が炸裂する、そういう試合は、審判、自分、お相手がいずれも重要な役割を演じつつ一つの物語を創作しています。

物語を作るのは、一人一人が自分の役割をこなしつつ、全員で「美しい一本」に向かって駆け上がらなければなりません。

そのために、「よりわかりやすく、誰もがあっと驚くような」クライマックスを作り上げる必要があります。

そのために、三人の審判をも物語に引き込む気迫を見せつつ、打突を審判にも見えやすくする工夫がとても大切です。

位置取りと同じく「残心」というわかりにくくて大切な要素

審判にとってわかりやすい打突を心がけることは、「残心」にもつながってきます。

残心は、「相手を打ち負かしたけども、こちらはまだ攻撃を続けるぞ!」という意志表示です。

戦いに対して「心を残している」つまり、まだ攻撃の意志を保っているアピールになります。

このアピールは、誰に向かってするかというと、もちろんお相手に向かってするものですが、審判にも見せておく。

勝ってもなおかつ戦い続けるというアピールは、お相手のみならず審判に見せることでようやくそこで勝負が決まります。

試合のとき審判に見えやすいように、審判を味方につけることを心がけると、長期的にも短期的にも、必ず勝率はアップしていきます。

 
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