剣道で勝てる子だけが知っていること


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これを知っておくだけで剣道の試合で勝率アップ

本日は、知っているようで意外と知られていない、「試合に勝つ子」が知っているコツを紹介します。

実は、同じぐらいの実力で、同じように稽古もできて、スタミナも技術も持っている子で、これを知っているこの勝率のほうが、知らない子の勝率より勝率が大幅アップする秘訣が存在します。

大人の剣道家なら、骨の髄までご存知でしょうが、こどもは、大人が教えてあげない限り、まず100%知りません。

その秘密とは、

試合は、相手を思い通りに動かしたほうが勝つ!

ということです。

どういうこと!?と思われるかも知れませんが、大人の剣道家にとってはあまりに当然のことで、こどもに敢えて口に出して言ってないことが大半なので、ここを詳しく説明して、こどもに教えてあげてください。

実力+3~4割増しぐらいで、勝率が上がりますので。

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「相手を動かす」とはどういう意味か

いきなり難しそうに感じるかも知れませんが、大人の剣道家はこれを「攻め」としてひとくくりにして習得してしまっています。

でも、小・中学に「攻め」とは何か、と聞いてみて、ちゃんと答えられる人は恐らく1%いるかいないかであり、ほぼ知らないでしょう。

「攻め」は、前に出ることではありません。

攻撃する」ことでも、「待つ」ことでも、「仕掛ける」ことでもありません。

「攻め」に類義する言葉で、最もわかりやすいのが、

お相手を自分の思い通りに動かそうとすること

です。

お相手が自分の攻撃に慌てて手元を上げたら、それは「攻めが効いた」ことになりますし、お相手に前に出て来させるのも「攻め」になりますし、この辺りは、小学生にはわかりづらいかも知れません。

「剣道の試合では、自分がお相手を動かしたら勝てるんだよ」

「メンを打ちたいなら、相手に前に出てこさせればいい」

「返しドウ打ちたいなら、相手にメンを打たせればいい」

「お相手を自分の思い通りに動かすことができれば、ぐんと勝ちやすくなるよ」と言ったほうが、「攻めを効かせろ~!!!!」と指導するよりずっとわかりやすく、最終的に「攻め」について一番重要な部分もストンと理解できます。

ポイント▼剣道の「攻め」とは、「お相手を自分の思い通りに動かすこと」です。相手を時分の思い通りに動かすことで、勝率がアップするのは自明の理です。

勝つコツは「自分が主導権を握ること」

この部分を説明しようとすると、どうしても抽象的になってしまい、小学生には難しいかも知れません。

試合の主導権を握ること、とは、相手が自分の思惑通りに動いてくれる状態のことであり、その状態は、「攻め」によって作ることができます。

構えから入る

「お相手を思い通りに動かす」には、まずまっすぐ構えてじりじり前に出ていき相手に心理的圧迫感を起こさせることから始まります。

ものすごく単純なことなんですがつい忘れがちなのが、

人間は尖ったものをまっすぐ自分に向けられると心理的に圧迫され、その圧迫から逃れようとする

ということです。

正しい構えの重要性、足さばきの重要性はここにあります。

構えたままじりじり間合いを詰められると、お相手は落ち着かなくなり、チャンスでもないのに前に出たくなりますし、ついつい逃げたくなります。

そのような状態が「攻めが効いている」状態になります。

その状態を作ることが「攻め」の第一歩であり、お相手を自分の思い通りに動かすことの第一歩です。

参考動画

剣先の攻めと足さばき

構えたままじりっじりっと間合いを詰めてお相手を圧迫しています。

※未成年者の試合なので転載を禁じます。

心理的圧迫を加える

試合に勝てる子は、構えによって相手に心理的圧迫を加え、打って来させて返しドウ、返しメン、抜きドウ、と、ふさわしい技を繰り出して勝利します。

その部分を、大人はわかりやすく、

構えたまま前に出れば相手がそれを嫌がって、必ず打ってくるよ

そこを出がしらを捉えたり、返しドウとかの技を出せばいいよ

と教えてあげてください。

ポイント▼構えの重要性を理解させるために、「尖ったものを向けられたらいやだから、必ずそこから逃れようとするよ」と伝え、前に出て相手を圧迫するために構えが必要だったり、足さばきが大切であることを理解させよう

打つ前に「勝てる状態」を作ること

これもなかなか説明しにくい部分ではありますが、大人は自然に理解しています。

「攻め」が効いている状態では、打つ前にすでにほぼ勝利が決まっています勝ってから打て」というのは、「充分に攻めを効かせて、相手を自分の思い通りに動かす状態を作ってから打て」ということです。

こどもにはそこはわかりやすく

・お相手がビビって足が止まったら、その瞬間にメンに行けばいい

→つまり、自分が打つよりも「ビビらせるほうが先ということ!

返し技を使うには相手に前に出てきてもらわんといけんのだけど、どうやったら前に出てきてくれるかな?

→つまり返し技は、相手が打つのを待つんではなく、相手に「打って来させる」ようにこどもに考えさせること!

などと、声掛けをしてあげると、こどもは少しずつ「勝ってから打つ」ことを理解していきます。

ポイント▼「主導権を握ること」「勝ってから打つ」という剣道用語も、「お相手を自分の思い通りに動かすこと」という言葉で説明できます。

ポイント▼大人は自然に理解していることでもこどもには難しいので、わかりやすく具体的にその都度声掛けをしてあげるといいです。

▼「攻め」を小学生に教えるには?

「攻め」の大切さを小学生に教えるとっておきの言葉

 

相手を動かすこと

今の完全に当たってるのに、どうして一本にならないの?

低学年の保護者は特に、よくこの疑問を口にします。

親が剣道家ならわかりますが、素人には、まずこのあたりのことがよくわかりません。

たしかに、バチーンと当たっているし、どう見ても一本が入っているように見える、それでも審判の旗がピクリとも上がらない理由はズバリ、

お相手を動かせていないからです。

お相手を動かせていない打ちは、ただ偶然当たっただけであり、それは剣道における「一本」とはみなされません。

・その打ちに至るまで、お相手を自分の思い通りに動かせているか

この要素が皆無だと、たとえびしっと入ったとしても、一本とはみなされない、それを知って試合をするのと、知らずに試合をするのでは、勝率に大きな差が生まれます。

学年が上がれば上がるほど、この「打つまでに相手をいかに自分の思い通りに動かすか」の工夫が必要になってきますし、この要素が無いと旗も上がらなくなってきます。

こういったことを踏まえれば、

コテを打ちたいなら、メンを徹底的に打って相手に注意を上に向けさせる

メンをを打ちたいなら、まずドウやコテを徹底的に放って相手の意識を下に向けさせる

という「攻め」が重要になってきます

タイミングに頼っているとどうしてもこの「攻め」がおろそかになりがちですが、「攻め」の組み立てによって勝率が大きく変わってきます。

試合が終わるごとに、「今の試合で、相手に動かされたのと、自分が相手を動かしたのは何割対何割?」「一本取るためにあなたがしたことはなに?」と問いかけてあげることで、

試合やお相手は自分でコントロールできるものなんだ!

という意識づけができます。

ポイント▼偶然を待っているよりも、試合を自分でコントロールして勝つ、という意識付けをしましょう。そうすることで、旗が上がりやすくなり、勝率も大幅アップします。

 
 
 
 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

試合を見ていて、ときどき。

この子はとっても上手だし、体幹も強いし稽古もよく鍛えられている。でも試合になると今一つで、よくポカミスをして格下の子に分けられたりするよなあ~

とか、

なんでこの子がこんなに試合で勝てないのかまぢ不思議だ・・・

と思う子がいます。逆に、

ちっちゃいし、弱弱しげでそんなに強そうに見えないのに、なんかいつも勝ってる

どう見ても格上の子に、どうしてこうもあっさり勝てるんだろう

的な子も、存在します。

剣道はお相手がいて、基本、お相手は自分の思うようには動いてくれません。

でもそこを工夫して、お相手を自分の思う通りに動かしてみよう、と思って実践する子は、実力以上の結果を残します。

剣道は頭の良くてお勉強ができる子のほうが有利、というのも、このように物事の摂理を考える習慣ができていることにもよると思います。

こどもは、大人が思っている以上に、物事を理解し実践することができますので、「攻め」の要素なども遠慮なく、わかりやすい言葉で子供に教えてあげてください。

この記事を繰り返し読んで親が理解することで、必ず勝率はアップします。

こどもは親が理解していることは、、いつも無意識にすべて受け取って自然に応用できますので、剣道家の人もそうでないかたも、遠慮なしにこどもに粘り強く高度なことを教えていってあげてください。

 
 
 
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※イラストは自作のものと、プリ画像GMOから引用しました。

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