剣道でスランプに陥ったときの乗り越え方~稽古量を増やすのでありません


 

 

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剣道でぶち当たるスランプの乗り越え方

剣道をしていて、勝てていたのに急に勝てなくなる時期があります。

そしてここでは、小学生低学年→高学年のときにまともにそのスランプにぶち当たることを主に取り上げます。

高学年に上がった瞬間「やっぱり低学年とは違う」と思ったり、五年生の時が一番しんどい、辛い時期、そういう時期に防具を買い直したりしてモチベーションをつなぐ、という話を、今まで何十回となく聞いてきました。

今現在高学年ギャップに苦しんでいるかた、小学生→中学生のギャップに苦しんでいたりする場合も、保護者や周囲の大人がこどもにできる有効なアドバイスがありますので、参考になさってください。

 

原因は「タイミングが合わなくなること

剣道において、今まで結構勝てていたのに勝たれなくなった、というのは、原因はほぼ「タイミングが合わなくなった」ということです。

野球などの球技などは特に、この「タイミング」はものすごく大切で、バッティングの調子の良し悪しは素人が見てもわかるほどですし、打率にも如実に表れてきます。

一方で剣道においては、基本「スランプ」に陥る子ばかりではありません。

スランプも何もなく順調に試合をこなしている子もいますし、一方で低学年→高学年に移るとき、特に五年生時にものすごく苦しむ子がいます。

「高学年ギャップ」に苦しむ子とそうでない子は、どこに違いがあるのでしょうか?

原因が分かったりとしてそれを克服するにはどうしたらいいのでしょうか?

以下「主に小学生がスランプに陥ったときどうやって乗り越えるか」に焦点を当てていきたいと思います。

▼「五年生の壁」のスランプの一種

「五年生の壁」に立つ向かう方法

 

なぜタイミングが合わなくなるのか?

スランプに陥る原因は、「タイミングが合わなくなること」、とはっきりしています。

球技などもタイミングが合わないとヒットは飛ばせません。

一方で、剣道では、低学年から高学年にかけて、タイミング、つまり、竹刀を当てることで勝負することから、次第に「攻め」や「駆け引き」、「合気」による勝負に移行していきます。

タイミングだけに頼って竹刀を当てるのでは、たとえ当たったとしても高学年からは審判も旗を上げてくれなくなります。

低学年まで面白いように竹刀が当たっていたのが、高学年になると、当たっても入らない、或いはそもそも当たらなくなって、「自分はへたくそになった」と落ち込むかもしれません。

そもそも、「当たらなくなった」「打てなくなった」と考えることが根本から違っています。

竹刀は決して「当たる」ものでも「当てる」ものでもありません

剣道における打突は、「機を見て打ち、お相手を仕留める」ものであり、「双方が協力して(片方が協力させられて)」一本が入るものです。

よって、タイミングよく竹刀が当たって一本を量産していた子ほど、この「高学年ギャップ」に苦しむことになります。

運動神経の良い子ほど陥りやすい

スランプに陥りやすい傾向にあるこどもの特徴として、特に、運動神経に優れたこどもが挙げられます。

体が自分のイメージ通りに動くため、タイミングを取りやすく、スピードも速いでしょう。

一方で、運動神経に頼る=タイミングに頼るということになり、タイミング勝負をしてくれないお相手になると、とたんに戦績が低迷してしまいます。

高学年になると、タイミング勝負のこどもよりも「自分の土俵に相手を引き込む」攻めを持っていたり、駆け引きのできるこどものほうが急激に頭角を現してきます。

「タイミングに頼らない戦い方」を身に着けよう

タイミングに頼って試合をしている子は、基本高学年になると戦績が低迷してきます。

なぜなら、高学年にもなると、お相手もそうやすやすとタイミング勝負には乗ってこなくなるからです。

スランプを脱するには、この「タイミングとスピードで勝負を決する」ことをやめればいいのです。

運動神経がもともとよければ、相手が同じようにスピード勝負をしてくれるならきれいに合いメンなども入るはずです。

ですから、もう一段階進んで、「タイミングとスピード勝負にお相手を引き込む駆け引き」を学べばいいのです。

低学年までは、黙っていても相手がタイミング勝負に載ってくれていたけども、

高学年になると、どっしり構えて、その勝負に乗らなければ、たとえ竹刀が当たっても審判が一本と認めなくなります。

竹刀が当たっても、「合気」になって、お相手に何らかの反応を起こさない限り、一本とはみなしません、という段階に移行していくのです。

何度も繰り返し同じことを言っているようですが、スランプというのは根本的に「戦い方を変える」ことで脱せられるものですし、その戦い方は、「運動神経」でも、「前に出られる」でも「タイミング」でもない、別の次元のものが必要になる、ということを肝に銘じてください。

ではどうやって戦ったらいいのか

タイミングにもスピードにも頼らないで、どうやって戦ったらいいのか、という疑問にお答えすると、

すぐに打ちに行くのをやめてお相手を見る時間を設けること、つまり打ちたいのを我慢すること。です。

「すぐに打ちに行かない」というのは、「スピード勝負に乗らない」という意志表示であり、「機を待てる、機を作る」という意志表示でもあります。

運動神経の良い子ほど、すぐに打ちに行きたくなると思いますが、ぐっと抑えて「溜め・タメ」を作るようにしてください。

▼タメについて、タメの作り方などはコチラの記事を参照。

剣道で勝つための「攻め」と「タメ」

タメが作れるようになると、お相手の動く瞬間が感じられるようになります。

剣道用語では「動き」の「う」が感じられるようになる、ということです。

そこで、持ち前のスピード勝負に入っていけば、そうなればこちらのものです。

スランプに陥ったのは、タメもなく、「動き」の「う」も感じられないまま、自分勝手に打ちに出ていってもお相手にいなされて一本にならないことが原因なので、お相手が勝負に乗ってくるように誘いだし、勝負に乗ってくるまでじっと我慢し、打つ瞬間はタメを作る、という練習を繰り返せばいいのです。

運動神経の良い子ほど、すぐに動きたくなると思いますが、そこはじっとこらえてください。

動かないことでお相手の動きがよく見えるようになりますし、戦い方を変えていくことができます。

 

まとめ

スランプ乗り超え方として

〇タイミングとスピードで勝っていたと自覚する

〇タイミングとスピードに頼る試合を辞め、すぐに打ちに行きたくなるのを我慢してタメを作る

〇タメが作れ、相手の動きが察知できるようになって初めて打ちに出る

稽古をすればいいことを述べました。

このような考え方はすべて「攻め」の一環です。

攻めを学べば、自分がなぜ今勝てないかがわかると思います。

「攻めのないスピードとタイミング勝負」を脱して、生涯ずっと続く「駆け引きと理合いの剣道」に移行してください。

早い子では小学四年生ぐらいから、この「攻め」「駆け引き」ができる子がいます。そういうこどもには、スランプというのは基本無縁です。

剣道では「スピード」と「タイミング」に頼らないほど、戦績が安定しますので

試してみてください。

皆様に少しでも有益な情報、または楽しんでもらうため(ほぼ)毎日更新しています

イラストは、下手なのは自作、カラーの上手なのはプリ画像GMOから引用しました。


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