剣道で移籍をするさい人を誘うとこうなる~移籍あるある実例集⑥


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剣道で道場を移籍するさい人を誘うのはどうなの?

あまり例の無いこととは思いますが、何度か耳にしたことがあります。

個人が道場を移籍するさい、幾人かを引き抜いて移籍しようとする、というお話です。

〇今回は、幾人かを連れて移籍したさい、その後どうなったか。

だけを端的にお話し、その影響がどのように広がったかをお伝えしようと思います。

実は、このような場合、結構深刻な事態になることが多いです。

※実例を元にはしていますが、管理人には一切の批判の意図はなく、「人を誘って移籍しようとした場合、こうなりますよ」という道しるべにしてほしいと思っています。

▼移籍したいのはなぜ?

もっと試合に出たい!活躍したい!から移籍する

自分のこどもだけでなく人を誘う心理

剣道では移籍が大事になり、下手をすると市内で剣道ができなくなるぐらいの事態に陥ることも有り得ます。

特に、普通の少年団から強豪道場への移籍に場合、生徒を取った取られた、裏切り、武士道に反するなどの非常に強い言葉が行き交い、指導者だけでなく保護者も個人に対して無茶苦茶な制裁を課すこともあります。

ただでさえそんな状態なのに、もし、いろんな人を誘って大勢で一斉に移籍を行ったとしたら、指導者同士も「生徒を取られた」と思い、「うちは歓迎していないのに逆恨みされるのが怖い」と思った場合、どうなるのでしょうか?

最悪、移籍を試みた人は、どこにも居場所が無くなって剣道を辞める羽目になってしまいます。

もし、個人で移籍を試みたのなら、居場所がなくなるのは個人だけで済みますが、人を誘って移籍を試みた場合、他の人も巻き込んでしまうことになるのです

他人を同じ運命に巻き込むことを承知で、どうして人を誘ってまで移籍をしようとするのでしょう

理由は恐らく、

〇自分一人だと移籍する勇気は出ないが、誰かと一緒だと気が大きくなる

〇自分一人だと影響は少ないが、誰かが一緒だと大きな影響があって移籍が受け入れられやすくなるんではないか

という感じだと思います

でも実際には、事態は反対の方向へ動きます。

人を巻き込んだ時点でその移籍はたぶん、失敗に終わります

そして、市連の中でも居場所を失ってしまうかも知れません。

人を誘って移籍を試みた結果

※実話が元ですが、実在の団体や人物とは関係がありません。

県内で三番手ぐらいにつけている道場がありました。

その道場でかなり上手になって、試合に勝てるようになったこどもの親は、「県で一番はおろか、全国トップを取りたい」と希望するようになり、何人かを誘って移籍を試みました。

目ざすは、県でトップに君臨する名門道場で、全国優勝も成し遂げているようなところです。

五人ぐらいの賛同者が集まりました。

そこで、所属の道場に掛け合い、「この五人は今の稽古では物足りないので、県トップの道場に移籍させて欲しい」と言うと、そこの指導者は、「もう心が離れているのなら仕方がない」ということで移籍を許可しました。

五人は意気揚々と県トップの道場に移籍を許してもらいにいきました。

〇所属道場では移籍を許可したこと

〇志は高く、全国優勝する気でいること

などを力説しましたが、結局、受け入れられませんでした

このような前例を作ると、後々大変なことになるから

というのが移籍受け入れを断る理由です。

 

▼移籍で人を誘うとこうなります。

移籍の際人を誘うとリスクが増える

剣道団の「縄張り」は一家庭が考えるよりも大切にされている

剣道を習っている家庭のほうは、あまり「縄張り」というようなものにこだわりはありません。

そもそも一般家庭では、そのようなものがあることも想像していないかもしれません。

入ってみて稽古や実績に満足できなかったら、移籍も許されるのではないかという考えを持ってしまうのも、その人たちが指導者層ではなかったからです。

これがもし、指導にも携わるような指導者層なら、剣道団の「縄張り」というようなものが思ったよりもかなり複雑で、相互に不可侵であることが理解できたでしょう。

剣道団は基本、よその生徒を欲しいとは思いません。

 
たとえやる気があって、とても上手であったとしても、移籍を受け入れるということはある程度「互いの縄張りを乱す」ことであり、そちらの指導者のメンツをつぶすことである、という認識があるからです。

 

▼移籍のデメリットもしっかり認識しておきましょう。

移籍のデメリットとは?

結局、どこにも移籍は許されず五人は行き場を失ってしまう

集団で移籍を試みた五人はどこにも移籍を許されず、行き場を失ってしまいました。

その後、五人のこどもの保護者は仕方なしに、団を新たに立ち上げましたが、市連にも入れてもらえず、公式戦にもなかなか出られないまま、やがてバラバラになってしまいました。

県内でトップを走る道場は、他に追いつかれないようすさまじい努力を重ねていて、その努力を「よそから選手を引き抜いてまで勝ちたいか」、というような噂で台無しにされたくない、と思ったのかも知れません

集団の移籍をそうやすやすと受け入れるような団はごくまれであり、ほぼ存在しないと思ったほうがいいです。

結論のようなものを導き出すとしたら、結局

移籍をするのなら、たった一人ひっそりと、他の誰も巻き込まず、失敗しても影響が最小限にとどまるようにしたほうがいい

ということです。

まとめ

移籍は、周囲を巻き込めば巻き込むほど、後戻りできなくなり、事態が深刻になる可能性が高まります。

その団の指導者がどれくらい縄張り意識を持っているかにもよりますが、指導者層は通常、自分の縄張り意識も大切な分、他の指導者の縄張りにもものすごく気を使っています。

円満に移籍するには指導者自身が「この子の才能はここに居たら生かされない、もっと大きな世界に羽ばたかせてやりたい」と思って移籍を橋渡しするのが一番のようです。

そして、指導者層のかたがたへのお願いとして、数年に1人か2人しかいないような才能豊かな子がもしいたとしたら是非、広い世界を見せてあげてほしいし、強豪道場に旅立たせてあげて欲しいです。

手放すのは惜しいかも知れませんが、こどもの才能は剣道界全体の宝物です。

たかが小学生時代、拘束しても構わない、と思われるかもしれませんが、全日本などで活躍している選手がほぼ全員強豪道場出身であることを思うと、切に、ご配慮をお願いしたい、と願ってやみません。

皆様に少しでも有益な情報、または楽しんでもらうため(ほぼ)毎日更新しています

イラストは、下手なのは自作、カラーの上手なのはプリ画像GMOから引用しました


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