強豪道場の秘密④トップがブレない


みなさんこんにちは!本日は「強豪道場の秘密第④弾」です。

イケメン剣士JHOです。強豪道場と普通の道場の違いを探るシリーズですね。

一般的に、「あそこはどんな稽古をしてあんなに強くなるんだろう」と不思議に思い、「よほど厳しい稽古をたくさんしているんだろうな」と思いますが、実は稽古内容はあんまり関係ありません。

えっ?稽古内容の違いじゃないんですか?

わたくしは、稽古内容+稽古量だと思ってました。

団の運営方法が違う?

JHOさんの言う通り、特に「団の運営方針」が道場を強くしているのです。その運営方針を紹介します。

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稽古量と稽古内容は関係ない

強豪、とはここでは、「全国優勝を視野に入れてそれを目指す道場」と定義します。

多くの人が考えるのは、強豪は稽古量と稽古内容、場数が全然違うのだろうということです。

この中で「場数」は圧倒的に違います。休日はほとんど遠征や試合に費やして場数を踏みまくっています。

一方で、本当に正直なところを言いますと、

稽古量・稽古内容はほとんど「強豪の秘密」とは無関係です。

ここはまず、強豪道場の所属でない一般の人も知っておいていいことだと思います。

強豪道場は秘密の特訓をしているわけではありません。稽古は、厳しさはあるけどもそんなに目を見張るような珍しいことは皆無です。

場数は違いますよね、たくさん試合をしていますし。

最初に聞いた、「トップの資質」とは?

トップがある程度ワンマンで権力を握っていることと、「バランス」を無視していることです。

バランス?それはどういうことでしょう。教えてください。

運営方針

団の運営方針は、大きく分けて、二つの種類があります。

ひとつは、市連、県連、地域間の調整、子供たちの実力を均等に評価する、などの「バランス重視型」。

もう一つは、地域との釣り合いや、市連剣連との足並みや、そういう調整よりも自分の考えを貫く「ワンマン型」です。

実例を挙げていくと、こんな感じ。

六年生が五人そろっているが、そのうちの一人は実力が劣り、五年生に強い子がいる場合

バランス型は、6年生五人を団体に組みます。オーダーも、保護者が剣道経験者だったりしたら、実力に関係なく大将に据えます。

ワンマン型は、当たり前のように五年生を入れて、その子が一番強ければ大将に据えます。

バランス型実力によるえこひいき(?)よりも、学年が上で、剣道に長く携わっているものを優先する」というバランス感覚で団を運営します。

ワンマン型は、ともかく実力重視、勝つこと重視、「こどもに勝たせてやることが自分の役割」という考えが全くブレません。

バランス型は、周囲の人間関係や、子供同士の人間関係、市連とのやり取りなどに気を配るので組織の中では人望が厚いです。

ワンマン型はその反対で、「こどもに勝たせる」という信念に軸を置いて全くブレません。ときにその考えが市連や県連から嫌われたりします。

強豪道場で圧倒的に多いのが「ワンマン型」です。バランスを取っていては、みんなで一緒にほどほどなところで足並みを揃えることになることを知っているからです。

実力重視、勝つこと重視、温情や経験年数よりも勝てる子を使う、という感じですね。

そう言えば、オーダー組や代決の選出なんかは学年が上だったり、剣道歴の長い子を選ぶ先生が多かったかも。

たぶん、県連や市連となると、各道場の先生の顔を立てて選抜を組んだり、オーダーを入れ替えたりするんだと思いますよ。そういう人こそ組織で尊重されるし。

飛び抜けた戦績を挙げるには、バランスを取ることにかまってられない場合もありますからね・・・

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人望と実力は一致しない

※特定の人のことを言っているわけではなく、一般論です。

剣道の指導者は政治家ではないので、バランスを重視して調整することに長ける必要はありません。

強い子はもっと強くしてあげ、試合に勝たせるようにしてあげる、指導者の役割はそこにあるのではないのでしょうか?

でも、指導者の先生方はいろんな顔を持っていらっしゃいます。

市連や県連とのお付き合い、各道場の事務や調整、組織を円滑に運営していくための人間関係の維持を考えて動くことを要求されます。

困ったことに、

組織内で人望があり、運営が上手で人望がある

ことと、

勝たせる、強くする、実力のあるこどもをどんどん重用する、というのは、しばしば相反する考えになります。

強豪道場のトップは、

団を全国優勝させる

ことが自分の役割、と割り切っていらっしゃる場合が多いように感じます。

そのむき出しともいえる考え方は、バランスを重視する「人望」とは程遠く、市連や県連などの組織からは煙たがられるかものかもしれませんが、カリスマ性は抜群なので、多くの人が信じて着いていきます。

例えばですが、みんなで一緒に上手になろう、という考え方は不可能で、個々に実力差があって当然、ということを当たり前に考えるのが、強豪道場のトップです。

実力に関しては、かなりシビアですね、たしかに。

子供たちは互いの実力を誰よりも良く知っているので、たとえ年下がレギュラーになっても指導者が「えこひいき」しているとは思わないとおもいますが。

こどもたちは割と受け入れますが、たとえば、保護者はどうでしょう?年上の我が子が年下にレギュラーを取られるとしたら?

組織よりもこどもに目を向けている

強豪道場のトップは、たとえば組織全体よりも、こどもの実力のみを見ています。

その考えについていけない保護者もいるでしょうが、反対に熱狂的に支持する保護者もいるでしょう。

組織や保護者などの大人にどう評価されようが、反発されようが、「こどもを勝たせる」ことに重点を置いて団を運営するには、カリスマ性や意志の強さが必要です。

強豪道場のトップはごく自然にそれらを兼ね備えて、こどもをまとめていきますし、保護者も納得してついていきます。

実力主義に馴染まない人も一定数いるので、団員が少なくなることもあるでしょうが、そこはあまり気にしていないように見えます。

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まとめ

どのような組織でも、トップの決断力が実績のすべての基礎になります。

バランス型のトップは、和気藹々とみんな仲良くして、揉め事もあまり起きず、その分あまり戦績も奮わないことが多いです。

一方で、強豪道場のトップは、団内が和気藹々というよりも、緊張感に満ちていますし、団の外の人間関係(市連や県連など)にまで気を使えないことも多いでしょう。

その分こどもに注力でき、目覚ましい戦績を上げます。

どちらが良い、悪いではなく、そういう傾向にある、というお話です。

皆さんに少しでも楽しんでもらえるよう、ほぼ毎日記事を更新しています。
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