剣道の試合では一本差を守ることが大切


みなさんこんにちは!剣道愛好家ごまちゃんです。
剣道の団体戦で大切なことを探求するシリーズ第7弾です。

アイドル剣士こはるです。このシリーズはメンタル面が主に話題になっています。技術面も少し知りたいところです。

イケメン剣士JHOです。剣道の団体戦はメンタルが大きく関係してきますが、もちろん、「団体戦特有の戦い方」も必要不可欠です。

今までのシリーズで、「団体戦で勝てるチームのメンタル」を詳しく解析してきましたが、今回以降は、少し団体戦の戦い方の技術面もクローズアップしていこうと思います。

▼始めてここを訪れる方はこちらへ。これさえ読めば『てっぺんを目指す剣道』がわかります。

当サイト人気記事ランキング

▼ジャンル別まとめ記事もおススメ!ジャンルに合ったまとめ記事を手っ取り早く読むことができます。

サイト内の「まとめ」カテゴリを押すとジャンル別まとめ記事に飛べます。

団体戦には個人戦とは違う戦い方がある

いきなり結論から述べてしまいます。

剣道で団体戦では、個人戦と同じように戦っては勝てません。

もちろん、剣道そのものは団体戦も個人戦も同じです。

構え、間合い、機会を捉えた打突、足さばき、一拍子の打突など、それらはいつも同じです。

ただ、団体戦には団体戦の「戦い方」があります。

「団体戦の戦い方」は試合に参加する数が多ければ多いほど身に着いてきますし、そこで勝ち上がる経験を積めば「いろんな戦い方」に磨きがかかってきます。

かといって、世の中の少年剣道の団体がすべて、豊富な場数が踏めるわけではありません。

そこで、場数を踏む機会が少ないこどものため、団体戦の状況別戦い方を何回かに分けてお伝えしていきます。

状況別戦い方は、追う展開、引き離す展開、一本差を守る展開、ポイントヒッターに繋ぐ展開、前の失敗を補う展開、などがあります。まずは、自分のチームのポジションの実力とタイプ別戦い方を見極めましょう。

オーダーに関しては選手側で動かすことはできませんが、自分の置かれた場所、自分より前の選手のタイプや実力を見て、どういう展開になるかある程度予測することはできます。

自分が副将だとして、前三人の実力的に自分が勝たなければならない状況が多い、とか、自分は先鋒だけど後ろの戦力を見ると絶対に二本取ってこなければならない、などと考えて戦いに挑んでみましょう。行き当たりばったりでは勝率は上がりません。。

オーダーを考えるのは指導者の特権であり、戦い方を考えるのは選手の特権です。仲間の実力や個性を一番よく知っているのはいつも一緒に戦っている仲間です。それぞれが自分の戦略を持って戦うことは勝率アップに大きく貢献します。

こちらの記事では、保護者がいつの間にかこどもに持たせている「リミッター」と、それを外す作業でこどもの剣道を強くする方法についてです。こどもを強くしてあげたい人はぜひ参考にしてください。

日本一になるために「リミッター」を外す

一本差のリードを守る展開

実は、試合に勝ちあがるに従って、この「一本差のリードを守る展開」が頻発してきます。

そして、この「一本差のリードを守る展開」に磨きがかかればかかるほど、勝率が2倍、3倍と膨れ上がっていきますので、ここは必ず押さえておかないとなりません。

そして、以下はは某有名道場の監督さんのブログで拝見したお言葉です。

「昔は5勝10本取得で勝つのが理想だと思っていた。

でも今は、一本取ってあと全部引き分けという勝ち方が最も理想的な勝ち方だということに気づいた

と書かれていました。

実は、管理人も、ある程度高度な少年剣道を見て、この言葉の意味が分かるようになりました。

一本差、というと、ものすごく際どい展開のように思いますが、実は、この「一本リードを守ることができる」というのが、大切なことなのです。

「団体戦の勝ち方」のエキスをすべて煮詰めたら、最終的にここにたどり着くのではないか、と思うほどです。

次の章で、その理由を述べていきます。

▼こちらの記事では、「剣道が強くなる素質・性格編」を解説しています。この記事と被る部分もありますので、ぜひ参考にしてください。

強くなるための性質~性格について

大きな大会の決勝戦などは特に、「一本差の展開」がよく見られます。それだけ実力が伯仲していることと、「最も手堅い勝ち方」を追求していけばいくほど、この「一本差の展開」にたどり着くからです。

この展開は、「選手全員が何が何でも勝ちたい」と思っている表れなんでしょうか。

つまり、「一本取ったらあとは徹底して守る」こと。
もう一本欲張って取りに行くような無駄なことをしない、と言うことですね。

リードしているのに欲張って取りに行く必要はなく、「もう一本取ること」よりも「守って後ろに繋ぐ」ほうが簡単だと判断した場合、守りに徹する、そういう戦略的な高い意識を持てるかどうかがポイントです。

一本取るのは難しい、引き分けるのはたやすい

試合で一本を取る、ということは非常に難しいことは、剣道をされている方はご存知のことと思います。

一方で「引き分け」はどうでしょうか?

実は、「引き分け」は、コツとやり方さえ押さえれば、一本を取るよりも難度がかなり低めです。

やり方としては、以下のようになります。

間合いを開けない(つまりくっつき気味にする)

自分から取りに行かない(返し技のみに注力)

一本が取れないタイミングで打って出ることを繰り返す(積極性を示すことで反則を免れる)

引き技を中心に試合を組み立てる

ことによって、かなり格上のこども相手でも引き分けは高い確率で狙えます。

「引き分け」は比較的に容易ですが、問題は、「自分は引き分けに徹しよう!」と心の底から思えるかどうか、そこにかかっています。

こういうことを言うと、「潔くない」「少年剣道らしくない」という批判もあるかも知れませんが、「チームの勝利のために自分が活躍したい気持ちを抑える」ことは、誰にも批判できないと思います。

「チームが勝つなら自分は引き分けでいい!」と心から思えるかどうかが分かれ目ですね。

実際、前に出て取りに行ってもし万が一返し技を食らったりしたら、せっかくの一本が無駄になってしまいますからね・・・。そういう冒険よりも、確実にリードで後ろに繋ごうとする姿勢が持てるということは、素晴らしいことと思います。

引き分けの仕方、というのは指導者が自ら教えることはなかなかできませんので、これは自分の自覚において身に着けていくしかありません。その前に、「チームの勝利のために自分は黒子に徹する」という気持ちが持てるかどうかが重要です。

一本の重みを知る

こちらは、何度強調してもし足りないくらいです。

例えば、誰かが一本を取ってくれたとする。

その一本に、いったいどれくらいの精進と努力と、負けたときの涙が込められているか、感じ取る感受性があるかどうか

これが、「一本差の展開」に最も必要な要素です。

チームの勝利のために、誰かが一本を取ったこと、そのことに対して敬意を持ち、その一本を大事に思えるから、自分が必要も無いのに前に出ることを戒められるのです。

自分の不用意な行動で、一本取り返され、仲間の取ってくれた一本が台無しになることを恐れるからこそ、引き分け狙いをしてくるのです。

それがチームワークであり、仲間への思いやりでもあります。

誰かが取ってくれた一本を、ろうそくの炎をリレーするように大事に次の人に手渡していくこと、それができるチームだから優勝できる。

有名な道場の館長が、「一本、分け、分け、分け、分け」が最高の勝ち方、と言われていたのは、この勝ち方ができることで、

・チームワークがあることが証明され、

・一本の重みを感じる指導が確認でき、

・どんな強敵でも勝てる戦略を手に入れた、

と確信できるからです。

一本差で負けたチームが、「ほとんど実力差は無いのに、惜しかった」という考えを持ったとしたら、それは少し甘い考えです。もしそれが意図して「一本差で勝つ」お相手の戦略だったとしたら、とても勝ち目はありません

▼こちらの記事では、団体戦で勝つためのメンタル「自分以外の人のために戦うことの重要性」を解説しています。自分だけのために戦うよりも、周りのために戦うほうが何倍も力を増幅できます!

他者のために戦う性質が必要

▼こちらの記事では、強豪道場の秘密・指導者層の考え方について解説しています。強豪道場の指導者とはどのようなものか知りたい方はこちらをどうぞ!

強豪道場の指導者層の考え方

まとめ

『団体戦で大切なこと・一本差を守る』、いかがでしたでしょうか?

結局、最後にはメンタル面の話になってしまいました。

団体戦で活躍する団は、勝ち上がれば勝ち上がるほど、「一本差」で勝負が決まることが実際に多いです。

引き分けの技術は、「ともかく一本取らせず、反則にならない程度に自分も積極性を示す」ことで得られます。

引き分けは一本を取るよりたやすく、前に出る危険性を敢えて冒さず、チームのために自分の活躍したい欲望を抑えることができるチームは本当に強いです。

取った取られたの展開は、一回戦、二回戦にはよく見られますが、試合が進むに従って本数差が縮まるのは、勝てる団の特徴がそのまま表れてくる、ということです。

 

ご意見、ご感想をお待ちしています。


Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

1 × 1 =