剣道の団体戦での状況別の戦い方・先行逃げ切り


みなさんこんにちは!剣道愛好家ごまちゃんです。
剣道の団体戦で大切なことを探求するシリーズ第八弾です。

アイドル剣士こはるです。状況別戦い方で、先鋒と次鋒の活躍による「先行逃げ切り型」をお伝えします。

イケメン剣士JHOです。剣道の団体戦では、最近よく見られるのが「先行逃げ切り」です。先鋒次鋒でリードしておいて、後ろの三人はリードを守る、戦い方です。

ここでは、「先行逃げ切り型」の長所と短所を詳しく解説します!

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「先行逃げ切り型」の目的

いきなり結論から述べてしまいます。

剣道の試合では、「先行逃げ切り型」の目的は「何が何でも勝つ」ことにあります。

昨今、先鋒はもちろんのこと、

次鋒に重量のある選手を置く

オーダーをよく見かけるようになりました。

オーソドックスなオーダーでは、通常、先鋒は勢いのあるこどもを置いて、お相手に「自分のチームはこんなに強いんだぞ」的な印象与え、次鋒は特に大きな役割を与えらえないものが多かったです。

最近は反対に、「序盤にリードを広げて戦いを有利に展開する」意図で、次鋒に絶対勝てるこどもを置くチームが、印象としては全体の半分弱ぐらいを占めるようになりました。

時にはギョッとするほど強いこどもが次鋒にいることがあります。

こういう変則的なオーダーにする理由として、

〇チームのメンバー5人全員が強いわけではなく、実力差にバラツキがある。

〇お相手が次鋒にインパクトの無い子を置いていると想定して、「次鋒は必ず勝ちを取ってくる」と意図

などが挙げられます。

そして最大の目的は、

「勝ち」を命題とするチームにのみ、「先行逃げ切り」が多い

という部分です。

先・中・大に強いこどもを置く、というのは、実は、「オーソドックスにやっても勝てる自信がある」という表れでもあるんです。

一方で、「勝ちを命題としていないチーム」も、先・中・大重視のオーダーである場合が多いですよね。

「次鋒に強いこどもを置く」というのは、「そこで絶対に勝ち点を着ける」意図があってのことです。こういうチームは、「選手の総合力は、さほどでもない」「でも試合には絶対勝ちたい」という明確な意図があります。

先行逃げ切り型のオーダーを組んでくるチームは、「強豪道場に多い」という印象です。強豪として、それだけ「勝ちを命題としている」ということでしょう。

こちらの記事は、実力的に劣るチームが明らかに強いチームに何が何でも勝ちたい場合の戦略について述べています。

普通のチームを優勝させる方法が一つだけある

この戦い方の有利な点

続いて、「先行逃げ切り型」のオーダー組で、有利な点を述べます。

これも結論は、

前2人が勝ってきたら、後ろ三人は、心理的に余裕を持って戦える

ということに尽きます。

人が最大限実力を発揮できる状況のひとつに、「自信をもって物事に対処する」ことと、「心理的余裕がある」ことが挙げられますが、「先行逃げ切り型」はまさにこの双方の心理を満たしてくれます。

自分の仲間はこんなに強いんだぞ、という自信

自分たちはすでにリードしていて、あとは守るだけでいい、という心理的余裕

がある場合、後ろの三人はそうそう簡単にひっくり返されたりしません。

「団体戦の勝ち方」には戦略が必要ですが、この「先行逃げ切り型」は最も優れた戦略の一つです。

▼こちらの記事では、「優勝するチームの最大の特徴」について述べています。実は秘訣はたった一つだけです。

優勝するチームは「二本負け」が無い

先鋒の最も大きな仕事は「勝利の流れを作ること」、次鋒の最も大きな役割は「流れを繋ぐこと」です。この二つの役割が全うされたら、勝利はほぼ手中にあります。

先鋒がめっちゃ強いと、「うわあーここほんと強い!」てお相手に対して精神的圧迫感が半端ないですよね。

オマケに次鋒まで強かったら、「こりゃ追いつけんわ」的にダメージを与えられます。

次鋒に強い子を持ってくる、というのは、ほんとに最近の兆候ですが、「こんなチームを後ろでひっくり返すのは難しいな」とお相手に思い込ませたら、その時点で勝ったも同然です。

この戦い方の不利な点

「先行逃げ切り型」は、戦略として最も優れたものの一つではありますが、ものすごく単純な欠点があります。

前2人が勝てなかったら、そこですでにゲームオーバーになってしまう

ということです。

あまりにも単純な欠点ですが、優勝するまで前2人が絶対に勝つ!というような選手を抱えているのは、ある程度実力がある名の知れた道場だけかも知れません。

逆に言うと、

前2人が絶対勝って来られる!という実力と自信があってこその戦略であり、そうでもない選手の場合、この戦略はそもそも成り立たない、ということでもあります。

「先行逃げ切り型」の戦略は、トップクラスの選手が二人でもいる場合はめっちゃ有効ですが、そうでもない選手を前に二人置いても、自滅してしまうだけです。

こういう面ではやはり、普通の道場ではなかなか真似ができない戦略なのかも知れません。

大会で、先鋒次鋒がめっちゃ強いと、インパクトも巨大ですが、そうでもない場合、試合そのものが壊れてしまう・・・この戦略は「諸刃の剣」ですね。

良いと思っても簡単には真似ができないやり方みたいです。普通の道場は怖くて手が出ないかも。

大きな大会の決勝になると、「先鋒次鋒はともかく強い」チームの比率が多くなります。「先行逃げ切り型」はもともと強豪道場のやり方なのかも知れません。

▼こちらの記事は「団体戦で勝つところって何が違うの?」シリーズで人気の記事です。

強い子は一人だけでいい

大切なのは「流れを作ること」

皆さんご存知だと思いますが、団体戦では「流れ」がものすごく重要です。

たまに見かけることですが、大きな大会の決勝戦でもたまに、先鋒から大将まで圧勝して、「???このチームがなぜ決勝に昇って来たの?」と思われるような試合があります。

それは、実力で劣っているのでは決して無く、

流れを持っていかれた状態

になってしまったからです。

先鋒次鋒が完璧に流れを作った場合、その流れが中堅と副将辺りにまで波及して、一方的な展開になる

ということは、そんなに珍しいことではありません。

前2人の最も重要な役割は、「流れを作る」ことであり、その前2人に最強のこどもを二人並べると、時に爆発的な流れを作り出すことができます。

▼こちらの記事では、団体戦で勝つためのメンタル「自分以外の人のために戦うことの重要性」を解説しています。自分だけのために戦うよりも、周りのために戦うほうが何倍も力を増幅できます!

他者のために戦う性質が必要

▼こちらの記事では、強豪道場の秘密・指導者層の考え方について解説しています。強豪道場の指導者とはどのようなものか知りたい方はこちらをどうぞ!

強豪道場の指導者層の考え方

まとめ

『団体戦で大切なこと・先行逃げ切り』、いかがでしたでしょうか?

この戦略は、当たれば圧倒的な流れを作り出すことができ、外れれば試合そのものが壊れてしまうという両極端な作用をもたらすものです。

もし、チーム内に実力のバラツキがあり、一人か二人極端に強い子がいるのであれば、前2人に強い子を置いて勝負を前で決めてしまう戦略はとても有効です。

団体戦では、五人全員が普通に強いよりも、二人圧倒的に強く、三人は実力は並みでも守って引き分けられるこどもがいるほうが、勝ち上がる確率が高まります。

ご意見、ご感想をお待ちしています。


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