剣道の「中堅」は「スイッチ」になる


みなさんこんにちは!剣道愛好家ごまちゃんです。
剣道の団体戦で大切なことを探求するシリーズ⑫弾です。

アイドル剣士こはるです。今回は、「中堅」についてですね!実は、わたしは、この「中堅」て、ほんと難しいポジションだと思うんですよ・・・

イケメン剣士JHOです。
僕もそう思います。なぜなら、「中堅」次第で、試合の流れがガラッと変わってしまうからです。

今回は「中堅」が果たす役割について、団体戦で最も重要な「流れ」を重点的にお伝えします。。

▼始めてここを訪れる方はこちらへ。これさえ読めば『てっぺんを目指す剣道』がわかります。

当サイト人気記事ランキング

▼ジャンル別まとめ記事もおススメ!ジャンルに合ったまとめ記事を手っ取り早く読むことができます。

サイト内の「まとめ」カテゴリを押すとジャンル別まとめ記事に飛べます。

勝つこと以外の役割とは

いきなり結論から述べてしまいます。

剣道の試合では、「中堅」には勝つこと以外に、チームの「流れを変えるスイッチ」になる役割があります。

ものすごく単純かつ当たり前なことですが、

〇 〇 ● 〇 〇

中堅は、真ん中です。

試合で、勝ちを〇、負けを●とすると、

● ● 〇 〇 〇←中堅が「勝ちスイッチを入れた」状態。

〇 〇 ● ● ●←中堅が「負けスイッチを入れた」状態。

中堅は、試合の分岐点です。

川の流れでも、電流でも、およそ流れというものは、分岐点で大きく向きを変えていきます。

中堅は、自分が「勝負の向きを変えるスイッチ」になる自覚を持つ必要があります。

もっとも必要な資質は「責任感」と「自覚」です。

もちろん実力もあることが中堅向きで、

五人のうち中堅は「真の実力者」と言われるのはそういう意味です。

中堅のこどもは、しっかりした長男、という感じですね。責任感があって、自分の役割がだれよりもわかっている。

そう言えば、中堅はしっかりしたお兄さんタイプが多かったですね~

親父(七段)は、中堅を選ぶのに最も悩み、考えているようでした。中堅は「試合のスイッチ」を握っているのですから、悩むのも当たり前ですよね。

中堅では、「責任感」が最も問われます。自分が勝負の鍵を握っている、勝負のスイッチを握っている、という責任感が持てるこどもは、小学生の団の中でも一人いるかいないかではないでしょうか。

こちらの記事は、団体戦で大切な「流れ」について特集しています。

団体戦で大切なのは「流れ」

小学生剣士で「責任感」が持てる子供は多くない

もし先鋒を「元気な次男」に例えるとしたら、中堅は「責任感のある長男または長女」になります。

この、「責任感」というものを、小学生が持つのはなかなか難しい。

こういうメンタルは、どうしても勝たなければならない強豪道場や、自分が団を背負って立っている意識が持てる気質のあるこどもだけです。

大将も責任感がものすごく必要ですが、実は大将は、直接勝負に関わる可能性があまり高くありません。前で勝負が決まっていることも多いです。

一方の中堅は、ほぼ毎試合ごとに、「自分が試合の流れを変える」という場面に出くわし、それを乗り越えていかないとなりません。

先鋒、次鋒は、ある意味、責任をさほど感じず思い切り試合ができますが、中堅は常に団の勝敗に責任を持つポジションです。

前2人が負けてきた場合、中堅が負ければ勝負がそこで終わってしまいますし、勝てば流れをそこで変えられます。

この「流れを変えられるスイッチを握らされている」のが中堅です。

このため、団体戦に勝てる団では、中堅に最強のこどもを置く団も多いです。

戦力が揃わない場合、逆張りオーダーで中堅に最弱のこどもを置く場合もありますが、そうなると、常に流れがそこで断ち切られることになってしまいます。

それでも中堅に置くのは、「後ろにまだ二人いる」という位置だからでしょう。

中堅に周囲が何も期待していない子供を置くのもちょくちょく見られます。「捨て大将」の類似で「捨て中堅」ですね。

ものすごく重い責任を背負わせるか、いっそ放置ぎみにするか、その両極端しかありえないポジションなんでしょう。

中堅が流れを分断するチームでも強い場合がある

責任感のあるしっかりした中堅がチームを勝利に導く団もあれば、初心者チックなこどもを中堅に置く団もあります。

これは、中堅を空白地帯のように扱い、たとえ流れが断ち切られても、後ろ2人でもう一度盛り返す、という意図があってのことです。

試合のど真んが空白でも、前2人が頑張り、後ろ2人が頑張ればよくて、中堅は気楽に戦わせる、ということです。

ただ、この戦略を取ると、前2人のうちどちらかが負けてしまうともう後がありません。

中堅で流れを断ち切られることを前提に試合を組み立てると、先鋒と次鋒は絶対に負けられないことになり、副将も崖っぷちです。

中堅を空白地帯にする戦略は、実力の飛び抜けたこどもが三人いることが条件で、先、次、副で必ず勝つ布陣であることが必要です。となると、なかなか難しいです。

中堅を「捨て中堅」にするのは、本当にぎりぎりの選択ですね。「捨て大将」よりも厳しい。

もし先・次・副に絶対的な強さがあればそれもアリでしょうが・・・中堅はやはり大事なポジションで、責任感も実力もあるこどもが着くのが理想ですね。

メンバーのの実力に激しい凸凹がある場合、オーダーによって勝率がものすごく変わってきます。ここは指導者の腕の見せ所でしょう。

▼こちらの記事は「強くなる素質・性格について」を詳しく解説しています。この記事に書いてあることが「ムードメーカー」になる素質にも関連してきますので、ぜひ参考にしてください。

剣道に素質はあるのか~性格について

このポジションの試合の心理的影響

中堅は、メンバーのメンタルも握っています。

分かりやすいたとえを挙げると、

先鋒二本勝ち

次鋒引き分け

中堅二本勝ち

この時点で、もう勝負は決まったも同然です。後ろ2人はたとえ負けても、二人とも二本負けしない限り勝ちが確定します。

一方で、同じように

先鋒二本勝ち

次鋒引き分け

中堅二本負け

だとしたらどうでしょうか?本数的には同じで全く互角であるのに関わらず、中堅で二本負けした団は心理的にものすごく追い詰められた感じになり、後ろ2人へ与えるプレッシャーは最大級になります。

中堅は心理戦においても重要な役割を果たします。小学生は特に、気持ちの上がり下がりを自分でコントロールすることに慣れていないので、中堅のこども次第で勝てる試合になることもたくさんあるでしょう。

 

▼こちらの記事は、「剣道向きの性格とはどういうものか」を詳しく解説しています。当サイトのロングセラーになっています。

剣道向きの「適性」とは?

まとめ

『剣道の団体戦で勝つところって何が違うの⑫状況別の戦い方・「中堅」はスイッチ』、いかがでしたでしょうか?

中堅が強い団は、戦績が安定します。

もし「捨て中堅」という戦略を取るなら、それは「捨て大将」という戦略よりもさらにきわどく、先・次・副が絶対的な強さを持つ場合にのみ有効でしょう。

一方で、中堅は「育てる」ことが可能です。先鋒のように、生まれつき明るく、ムードを盛り上げる雰囲気を持っている必要が無く、指導者と保護者の薫陶で「責任感」を持たせることができれば、チームはどんどん強くなります。

ご意見、ご感想をお待ちしています。


Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

15 + 3 =