剣道のトリセツ①団体戦はこう見れば100倍面白い


剣道愛好家ごまちゃんです!
初めてこのサイトを訪れる方はこちらへ。これさえ読めばこのサイトのすべてが網羅できます。

当サイト人気記事ランキング

アイドル剣士こはるです!
ジャンル別まとめ記事もおススメ!ジャンルに合ったまとめ記事を手っ取り早く読むことができます。
サイト内の「まとめ」カテゴリを押すとジャンル別まとめ記事に飛べます。

イケメン剣士JHOです。
今回は、ご自身が剣道をされていなくてこどもが剣道を始め、もっと上手にさせてあげたい、目指すなら上を目指したいと思う人向けに、「団体戦の見方」について記事にします。
剣道の試合の面白さも100倍になりますし、こどもに「戦略」というものを理解させることもできます。

 

①団体戦はここを見る!

剣道の団体戦は、5人対5人で勝ち数と取得本数を競うものです。

こう書くと単純なようですが、実は、団体戦には、

その団のすべてがぜーんぶ丸裸になって表れていて、素のままで双方が激突するような、ものすごいドラマが凝縮されています。

ただ、個人の勝った負けただけを見ても、こどもさんは単純に勝ち負けを喜ぶだけでしょうし、団としての成長もありません。

こどもを強くするにはまず保護者から!

剣道に対する鑑賞眼を養い、試合が終わったあと、こどもとよく話をして、団体戦に対する認識を高めていきましょう。

保護者が学ぶにつれて、こどもはぐんぐん強くなっていきます。

②チームの要はどこにあるか

団体戦は、明確なドラマになっています。そのドラマを楽しみ、剣道を上達させ、団を強くするためには、団体戦を見て要点を見抜く目が必要となります。

まず見る場所は、「その団の勝利の要(かなめ)はどこにあるか」です。

ちなみに、「要」が必ずしも先鋒や大将にあるとは限りません。

次鋒の戦いぶりや、副将の戦いぶりがそのチームの要になっていることもかなり高い確率で有り得ます。

具体的には

〇 ●○○ 分 分 分 (〇は一本取り、●は取られたほう)

だと、

団の要は次鋒の戦いにあった、ということです。

あるいは、

●〇 分 分  分

という試合展開は、言わずとしれた副将に要があります。

前三人が引き分けてきた場合、副将の一本が勝負を決しているからです。

そして、そういう団は、たいがい同じような展開で勝ち進んでいくことが多いです。

ただ勝った負けた、あの子は強い弱いというのではなく、

勝負どころがなぜかいつも回ってくるこどもが団に1人はいることを前提に試合を見てみましょう。

その子に勝負どころが回ってくる場合、逆に、

〇 ●〇● 分 分 分

とか、

分 分 分 ● 分

という試合も頻発します。

その団ではどの子が勝負を握っているかを常に観察しながら試合を見るだけで、「取るべき戦略」というものがうっすらと見えてきます。

もちろん、よその団の試合だけでなく自分の団でも、どのこどもがチームの要なのかを感じてみましょう。

正直、チームの要になるこどもに強い弱いは関係ありません。

これはある種、その子の持っている運命というか、生まれつき背負っているものに拠ります。

アイドル剣士こはるです。剣道の団体戦では、「持っているこども」がいるかどうかも一つの見所です。

団体戦の見所~「持っている」こどもがいるかどうか

③「流れ」を感じ取る

剣道の団体戦は「流れ」が重要です。

特にトーナメントで勝ちあげれば勝ち上がるほど、「流れを引き寄せる」ことができるかどうかが勝負の分かれ目になります。

ここでちょっとしたクイズを出します。

前二人が二本勝ちをしたとき、中堅はどう戦えばよいでしょう。

一番良いのは引き分けです。

前が勝っているから自分も勝たないといけないというような考えは、団体戦には全く不要です。

もちろん、結果的に中堅も二本勝ちをするのが一番いいのでしょうが、

もしお相手の中堅が、チームの中で最も強く、かつ「持っているこども」だったとしたら、勝負に出て二本負けしてしまうこともあり得ます。

団体戦にバクチは必要ありません。

確実にリードで、良い流れのまま後ろに繋ぐこと、これを考えると、慎重に手堅く引き分けでつなぐのが最も上策です。

平成の剣豪・宮崎正裕さんの著書に、こんな記述があります。

守りから入り、機を掴み流れを掴んで攻撃に転じる

お相手のチームの要となる人物を降して勝利を引き寄せる

これを別の言葉でいうと、

団体戦ではバクチを打つことなくリードのままでつなげる

チームの流れを支配する人を徹底的にマークして降すことに全力を尽くす

こういう目線が、団体戦に勝利をもたらし、流れを引き寄せる行為です。

宮崎さんは世界選手権の監督をされたときも、「守り」(つまり引き分けて繋ぐ)を重視するスタイルで、確実に勝利を引き寄せられています。

「前二人二本勝ちしているのに、自分だけ引き分けると流れが悪くなるから前に出た」というこどもががいました。
結果は二本負け。後ろの副将にも二本持っていかれ、大将戦は引き分け、代決で試合は負けてしまいました。

中堅のバクチは試合全体に大きな影響を及ぼしてしまいますね・・・引き分けでよかったのに!

剣道の団体戦の「作戦」についての記事はコチラです。

団体戦には「作戦」が重要

剣道のトリセツ④団体戦のこのスコアをどう見る!?

実例としてスコアを紹介します。実際にあった試合です。

試合は代決までもつれましたが、上の赤のチームが勝ちました。

たぶん実力は双方同じです。

でも白チームは掴みかけた「流れ」を何度も手放してしまっています。

敗因は三か所あります。

先鋒戦で一本先取され、一本取り返したのに三本目を進呈して流れをあちらに捧げてしまった。

・大将が一本先取しているのに、二本取り返されてしまった。

・代決で、一度負けたこどもにもう一度同じ相手と戦わせて敗れた。

先鋒は欲張らず引き分けで充分です。引き分けの場合でも、後で取り返したほうに流れが向くので、白有利の展開だったはず。

中堅副将でリードを再び奪うも、

大将は一本取った後二本取り返されるのは最悪の展開です。

そして代決の選定も疑問です。代決は、「強いかどうか」という基準よりも、「流れを呼び込めるかどうか」の観点で選んだほうが良かったのでは?

あちらは一本取られて二本取り換えすというアゲアゲのこどもが出ているのに、こちらは、流れをあちらに進呈した大将がもう一度代決で同じ子に敗れるという、

流れを掴んでは手放し、掴んでは手放すという、最も悪い典型例の試合です。

代決は勝利した中堅か副将が最適だったのではないでしょうか?

(かといって、代決は、「この子が負けたら仕方ないか」とみんなが納得できる大将が出る場合が多いので、これは仕方ないかも知れません)

逆に赤のほうは、先鋒、大将、代決でねじ伏せるといういずれも最高のシチュエーションでイケイケになって、結局この赤チームはのちに順調に勝ち上がり優勝しました。

団体戦で大切なこと・大将の役割とは?はコチラです。

団体戦での「絶対的大将」の存在

まとめ

『剣道のトリセツ①団体戦はこう見れば100倍面白い』いかがでしたでしょうか?

管理人の考えをいろいろ述べましたが、もっと他にも試合を見る目を養う方法があると思います。

団体戦の中には濃厚なドラマが詰まっています。特に

〇試合の要を握っているのはだれか?

〇流れはどちらに向いているか?

ということを感じつつ、守るべきところは守り、思い切っていくべきときは行けているかどうかを判断し、次に生かす

人によって「面白い!」と感じる部分は違うかも知れませんが、例として挙げたスコアは、団体戦としては最も面白い展開です。

勝った負けただけに終始するのではなく、こういう部分を見ていくと、剣道の面白さを理解できるし、こどもたちに勝ち上がらせてあげることもでき、やる気を起こさせることもできるのではないでしょうか?


Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

seven − 1 =