剣道でどうしてあの打ちが一本にならないの?主な理由4選


みなさんこんにちは!剣道愛好家ごまちゃんです。
小学生の保護者の皆さんは特に「今のどうして一本にならないの?」と首を傾げるシーンがたくさんあるのではないでしょうか?

イケメン剣士JHOです。
素人さんだとそう思うのわかりますよ。聞かれてもうまく答えられないのがもどかしい・・・

アイドル剣士こはるです。剣道の一本の基準は、
・充実した気声
・適正な姿勢
・打突部位を物打ちで刃筋正しく捉え
・残心のあるもの


です。こちらは全剣連のルールブックにも書いてありますし、みなさんもご存じと思います。

その四つだけでもかなり説明が必要ですが、ネット上にもたくさん情報がありますので、そちらを参考にしてくださいませ。ここでは、もう少し小学生用に踏み込んだ解説を載せますので参考にしてください。


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今のなんで一本にならないの?のパターンはだいたい決まっている

いきなり結論からいきます。

「今のなんで一本にならないの?」のパターンは、ルールブックに書いてあること以外にだいたい決まっています。以下の通りです。

①竹刀を「当てた」「置きに行った」場合

②「合気」になっていない場合

③「機を捉えた打ち」でない場合

④アピールが弱い場合

しかも、これらは機械でなく人間が判断することなので、ときどき「???」と思うような審判もありますし、その辺はある程度幅があります。

フェンシングのようにユニフォームに機械を巻き付けて、剣先がわずかでも触れたらランプが光って一本、という具合にはいかないのです。

以下一つ一つ解説していきます。

この辺が剣道のわかりにくいところかも知れませんが、これは仕方ありません。剣道は本来「真剣勝負」を模した戦いですから、基本お相手を「斬って絶命させる」ことを前提にルールを作っているからです。

恐い・・・でもそれが本来の剣道の原型ですね!

例えば、西洋の「決闘」だと、命のやり取りには至らないことがほとんどで、血が出たらそれで終わりだったようです。日本の武士の決闘は(宮本武蔵とかが典型)片方が絶命するまで行われました。そのあたりの違いかもしれませんね。

①竹刀を当てたり置きに行っても一本にはなりません

これは単純に、「お相手が斬れていない」とみなされるからです。

剣道は本来、日本刀を模した竹刀で相手を絶命させる格闘技です。

そんな中、ただ竹刀を当てただけ、置いただけで「お相手を斬りに行っていない」打ちは一本とはみなされません。

このパターンでよく言われるのが「打ちが軽い」というものです。

軽い、というのはすなわち「今のじゃ相手は斬れていない」ということです。

メンを打つなら、相手の鼻の下まで斬り下げるつもりで打つ。

ドウなら、相手の胴体を真っ二つにする(当然刃筋も立てる)つもりで打つ。

コテなら、相手の手を切り落とすつもりで打つ。

体の一部を切り離すつもりなら、当然打突の冴えも必要です。ただ当てただけでは一本になりません。

ただし、ここで一つだけ注意点があります。

日本刀と竹刀の違いは、日本刀だと「刃を引いて斬る」ことが必要ですが、竹刀ではその感覚が失われがちです。

どちらかというと、打って竹刀をパンッと弾ませるほうが一本になりやすいです。

日本刀と竹刀との違いはそこだけで、

打突の強さ、重さ、意気込みという面では「相手を絶命させる勢い」が一本に必要、ということです。

もし振っているのが日本刀ならば、その打ちでお相手は絶命していますか?

ここを意識すると一本が取りやすくなります。

▼斬るために「刃筋」を立てること!

「刃筋」って何?なんで大切なの?

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②「合気」になっていない打ち

こちらは、噛み砕いて言うと、「相手と同じ土俵に上がっているかどうか」が大切、ということです。

合気を説明するときは、「合気になっている状態」よりも「合気でない状態」を説明するほうが早いです。

合気になっていない状態とは、

・打たれても相手がまったく動じていない(というか斬られている自覚がない)

・振り回していた竹刀がたまたま相手に当たっただけ

・相手にされていない状態(自分一人が熱くなって打っている)

相撲で例えると、まだ土俵に上がってもないうちにかかっていって倒しても勝負には入らない、ということです。

たまに竹刀が打突部位に当たるのですが、お相手が動じず堂々と試合を続けている、つまり敗北感を感じさせていないとき、一本とは見なされません。

平たく言うと、

あっやられた!真っ二つにされた!

と思わせる打ちが「合気」の打ちであり、そうでない場合は一本にはならない、ということです。

その打突は、お相手に敗北感を持たせていますか?

▼「合気」シリーズはコチラです。できればまとめて読むと理解が進みます。

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③「機を捉えた打ち」でない場合

こちらは、平たく言ってしまうと一本の前段階の「攻め」が無い打ちのことです。

「攻めの無い打ち」とは端的に、

「反射とスピードだけに頼ったタイミングの打ち」のことです。

反射もスピードも大切ではありますが、特に小学生高学年以降は、相手を誘ったり、前に出させたり、追い込んだり、罠にはめたりといった駆け引きが一本の大切な要素になってきます。

そして特に、審判をされる先生方には、試合の流れ的に、

「あ、今ここでこういう打ちが欲しい!」という、駆け引きの結果が表れる瞬間を熟知されています。

その瞬間、スパーン!と打突が繰り出されると、極端に言うとちゃんと当たってなくても残心もないうちから旗が三本ばばっと同時に上がったりします。

そういう「審判も感じている機を捉えた打ち」には旗が上がりやすいものの、流れの無い偶然やタイミングに頼る打ちは旗が上がりにくい、というのは、ある程度剣道を知っている人にははっきりわかります。

わからない場合は、試合をたくさん見て勉強するしかないのが現状です。

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④アピールが足りない場合

こちらは実際の試合でよくあるのですが、意外と注目されていない点です。

「取ったぞ!」のアピールが消極的な場合、せっかく良い打ちをしていても旗が上がりにくい、ということは現実としてあり得ます。

自信なさげに見えてしまうのでしょう。これはめちゃくちゃ損します。

実は、大げさなくらい取ったぞ、どうだあ!!的にアピールできるこどものほうが試合では有利です。

旗が一本ちょこちょこ上がっては打ち消され、という試合展開が多い場合は、大げさなぐらいに「取ったぞ、仕留めた!」アピールをしてもいいです。

審判も人間です。勝負にかける意気込み、元気の良さ、アピールで旗が挙げやすくなることもあります。

声を出すことはもちろん、自信たっぷりに、仕留めた!というアピールをしてもぜんぜん大丈夫です。

それで反則になったりしませんし、むしろ審判に意気込みを伝える意味で好印象です。

 

まとめ

一本になりにくい打ちを理解することで、旗が上がりやすい剣道ができます。

〇相手を日本刀で真っ二つにするつもりで

〇お相手と「合気」になって勝敗を決する土俵に上がらせ

〇試合の流れを掴んでここぞ!というときに一本を繰り出し

〇自信たっぷりにアピールする

ことを心がければ、「どうして今の打ちが一本にならないんだろう」と疑問に思うことも減ります。

疑問に思うことは上達の第一歩です。

こどもが「どうしてあの打ちに旗を上げてもらえなかったのだろう」というときに、保護者も一緒に考えてあげてください。

皆さんに少しでも楽しんでもらえるよう、ほぼ毎日記事を更新しています。
イラストは無料画像オンリーたまに自作です!


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