こどもの剣道の可能性は無限大~「交剣知愛」の本当の意味


みなさんこんにちは!剣道愛好家ごまちゃんです。
主に小学生の保護者の皆さんに向けて、「試合で勝つ」「強くなる」ことを話題に挙げています。

今回のテーマは、剣道でよく言われる「交剣知愛」の意味について考え、「良い稽古相手を得る」ことがどれだけ大切なことかを解説します。

イケメン剣士JHOです。一般的には、「剣を交えておしむを知る」つまり、剣を交えた相手の存在を「おしむ」、手放さず大事にする気持ちを持ち続ける、という意味で捉えられています。

素人保護者りゅうかです。試合で配られる参加賞の手ぬぐいに「交剣知愛」と書いてあって、こんな言葉があるんだと知りました。

アイドル剣士こはるです。
剣を交えた相手とは、日常生活とはまた違った段階で親しくなれる気がします。真剣勝負をした相手こそ、大事にしたくなる、という感じでしょうか。剣道部はみんな仲が良いのも特徴です。

ここでは、あっと驚く「交剣知愛」の意味を解説しますのでお楽しみに!

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剣道の試合では「気」の交流が活発になる

ずばり結論から言うと、剣道の試合では高度なものになればなるほど「気の交流」が活発になります。

「気の交流」が進めば進むほど、お相手への愛(惜しむ気持ち)が芽生えてくるのが当たり前です。

一般的な解釈とはちょっと違いますが、「交剣知愛」の別の意味として、「剣道では日常とは違う「気」の交流があるので、普通に接するよりもさらに深いところでお互いに交流することができるよ」

という意味にも解釈できます。

これに類する言葉として、「雨降って地固まる」とか、「昨日の敵は今日の友」とか、「けんかするほど仲が良い」という言葉がありますが、実際に深刻に真剣にけんかをすればするほど、お互い深く知り合うことができるし、表面だけでない次の段階で理解し合うことができます。

特に剣道では「合気」が重んじられ、試合をしていくうちにお相手の「気」、自分の「気」、審判とも「気」を合わせて一本を作り上げる、という過程が重んじられます。

そういう意味で、高度な試合であればあるほど、お相手と呼吸が合い、数分の間でもお相手と深い部分で心を合わせているので、そこにすでに「交剣知愛」が成立しているとも言えます。

確かに、高段者の試合や、高度な試合では、見た目はものすごく静かでも、剣先のほんのわずかな揺れや細かい足の送りを見てもかなり、見た目には表れない気の交流が感じられますね!

でも、初心者や低学年の試合では、元気いっぱい声を出して前に出ているだけで、お相手と気を通わせようとはしていない・・・ぶつかって、押して、自分で打っているだけです。でもそれがかわいいんだけど。
経験を積むにつれ、「合気」によって試合を決することがわかってくるのかも知れません。

▼「合気」についてはコチラの記事を参照してください。もっとも基本的な「気の交流」について述べています。

合気とは「やり取り」のこと

「合気」になるためには、お相手も同じような段階に居ないと難しい

もう一歩進んで考えてみたいと思います。

例えば、「合気」になるためには、お相手も同じような成熟度であることが必要です。

けんかをするのに、同い年で知力腕力も同じ、という感じで初めて手応えのあるけんかになります。

レベルが違いすぎるとどちらかがお相手をボコす、あるいは最初から相手にしない、無視する、と言った後味の悪いかんじになりがちです。

剣道でもこれは同じです。

良い稽古相手に恵まれ、レベルがほぼ揃っていて、お互いに心を開いて「気の交流」を続けることができるのが最高の環境です。

あまりにもレベルが違いすぎると、稽古相手にもならないまま片方が一方的に片方に与えることになってしまい、稽古にならなかったりします。

例えば、いろんな団体において、ただ一人だけが突出して全然違う高いレベルにいる、という現象は、物理的にあり得ません。

なぜなら、剣道は「合気」を基本として、お互いにお相手が持っているものを与え合いながら作っていくものだからです。

普通は、ものすごく強いこどもが一人だけいる団には、それに準ずるこどもが二三人いて、おたがいに高め合い、団のレベルそのものも上がっていきます。

そうではなく、もし、一人だけあまりにも突出して強い子供がいるとすれば、それはおそらく出稽古親の特訓によって他の強豪団や強豪選手から「気」をもらってきて上達しています。

九州地方の剣道がどうしてあれだけレベルが高く、粒ぞろいであるかというと(推薦や越境の無い小学生の時点で九州は既にレベルが他地域より高い)、地域全体が「合気」によってレベルを上げ、その中で気の交流を盛んにしているからです。

地域に一つ強い剣道団があると、その周辺の団もどんどんレベルが上がっていくのも同じ理由です。

その地域の強豪団と試合で何度も当たり「気の交流」が活発になるので、地域全体のレベルも上がっていくのです。

実は、上達するには、「より高度な気を自分の中に取り入れる」ことしかありません。

試合の真剣勝負で格上の相手にしっかり気をもらったり、自分より少し格上の稽古相手と常日頃から気を活発に通い合わせることで、上達することができます。

だからこそ、試合の場数が多かったり、出稽古、遠征などをする団は必然的に強くなっていくのです。

剣道では、お相手の気をもらって上達するのが最も近道です。自分より上手なこどもと試合ができる喜び、機会を与えてもらえることのありがたさを噛みしめましょう。
そのことが「交剣知愛」に繋がります。

▼「合気」の観点から見ると、周囲のレベルを乗り越えて強くなる方法は、実はたった一つしかありません。

少年剣道で強くなるたった一つの条件

 

▼「交剣知愛」を知り上達するには、「合気」が不可欠です。

「合気」によって有利になる点とは

 

「交剣知愛」を知るこどもの可能性は無限大

ここからは「合気」「交剣知愛」を知っているとどれだけ可能性が広がるかに言及します。

「合気」にしても「交剣知愛」にしても、要するに、「対戦相手、稽古相手から気をもらい、目に見えない部分で気を交流させる」ということです。

そこには素晴らしい特典が付いてきます。

剣道をするにおいて、他人からもらえる気が大きい場合、上達の可能性もものすごく広がります。

例えば、ローカル試合ではあまりぱっとしないのに、大きな試合、大きな舞台になるととたん強く見えるこどもがいたとします。

そのような子供は、「お相手からもらう『気』で試合を作るタイプ」つまり、交剣知愛が実践できるこどもです。

こういうこどもは、稽古環境が変わったり、チャンスを与えられれば与えられるほど伸びていける可能性を秘めています。

一方で、見た目ものすごく強いのに試合ではあまり活躍できないとか、あまり変わり映えしない剣道をするこどももいます。

そのようなこどもは、持って生まれた資質だけに比較的固定されている、ということです。

人からもらうものを自分の力に加えられない分、上達に限りがあるかも知れません。

お相手と気を通わせる剣道をする、というのは、理屈でなかなか説明しにくいものがあります。

だからこそ、常日頃からどのように「合気」を教えていくのか、周囲の大人は考えないといけません。

「合気」を理解させることは、そのこどもの上達具合を決定してしまうからです。

自分が持っているものだけで勝負するよりも、人からもらえるものを自分の力にできるこどものほうが良いに決まっています。

もし剣道が伸び悩んでいたり、稽古や場数をしっかり踏んでいるのに剣道が伸びていかないのであれば、「合気」によってお相手から力をもらうことができていないのではないか、と考えてみてください。

そこに必ず突破口があります。

▼お相手と「気」を通わせやすいかどうかは、性格によるものがあるかも知れません。

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まとめ

①剣道の試合では「気」の交流が活発になる。真剣勝負だからこそ深い部分でお相手と合わせることができるからです。

②「合気」になるには、ある程度レベルが揃っている必要があります。レベルが違いすぎたり、片方が「合気」になる段階にない場合、試合もちぐはぐになって「剣を交えておしむを知る(交剣知愛)の状態」にはなりません。だからこそ、剣道には良い稽古相手に恵まれることや環境が必要になってきます。

③合気、交剣知愛ができるこどもは、人からもらう気で剣道を作れるため、上達の可能性が無限大です。一方で、自分の資質だけに頼って剣道をつくるこどもは、自分の資質が限界になってしまいます。

だからこそ、周囲の大人は「合気」「交剣知愛」によってお相手から気をもらうことをしっかりこどもに伝えていく工夫をしていかなければなりません。

合気になりやすいこどもは、場所によって違う剣道をするこどもです。

そんな子は、試合で損をすることもたまにあります。通常、自分より格下で、「合気」を知らないこどもとは試合が作れず、たまに「えっ」というような負け方をしてしまうのです。

一方で、びっくりするような強い子供と試合をして互角にやり合ったり、時に打ち負かしたりするような奇跡に近いことも現出します。

それは、偶然でもなんでもなく、「合気」が為せること、と大人が理解できなければなりません。

このような部分は、大人がしっかり理解することによってこどもに伝えていくことで、こどもの可能性が無限大に広がっていきます。

皆さんに少しでも楽しんでもらえるよう、ほぼ毎日記事を更新しています。
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