剣道団内で一人だけレベルが違う~苦悩するこどもたちへ


みなさんこんにちは!剣道愛好家ごまちゃんです。
主に小学生の保護者の皆さんに向けて、「試合で勝つ」「強くなる」ことを話題に挙げています。
今回は、対象者が日本全国でもぐっと少なくなるかも知れません。でも、その分苦悩がとても深い剣士に向けての記事です。
団内でたった一人飛び抜けた戦績を保っているこどもたち、そのこどもを支える保護者の方々へ向けての渾身のメッセージです。

イケメン剣士JHOです。
団内でレベルが揃っていて、団体戦で勝ち上がれるこどもたちは本当に幸せです。仲間に恵まれたことをどうか感謝してください。

素人保護者りゅうかです。
団体戦は、一人では勝ち上がれませんからね・・・

アイドル剣士こはるです。団内でみんなが切磋琢磨して上手になっていって、みんなで上手になる、というのはよく見る光景ですが、一人だけ違う水準に居る、というのはあまり見たことがありません。

本日は、ちょっと言いにくいことも言います。
全国で、非常にまれではあるだろうけど、このような問題で苦悩している剣士とその家庭に寄り添いたいと思っています。

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剣道は稽古相手次第なのに・・・

剣道は、お相手と呼吸合わせて切り返しをしたり、技の稽古をしたりするので、通常、団内のレベルはほぼ揃っているのが常識です。

もちろん団内で、レベルにバラつきがある場合もありますが、それでも、数人ずつほぼ同じレベルにありグループを形成しています。

そして、全員の中間を取ると、だいたい指導者が求めるレベルに落ち着きます。

しかし、団内で、もし一人だけずば抜けている選手がいるとすると、その子はかなり苦しい立場になってしまいます。

稽古をしていても同じレベルのスピードとキレで撥ね返してくれないと、合気になれず稽古がしっくりこなくなる

→そこでスピードを合わせるためにお相手の場所まで降りてあげる必要がある

→普段の稽古でお相手に合わせる作業をしていると、本来自分が持っているレベルもそこに引っ張られてしまう

引っ張られるのを防ぐために、例えば家錬をしたり、出稽古に励んだりするわけですが、団に戻って稽古すると、またそのレベルに引っ張られていき、一からやり直すことになります。

レベルの高い集団では、自然に自分のレベルも上がります。

稽古相手からもらうものが多いからです。

逆に、自分だけレベルが突出してしまうと、自分は常にお相手に与える側になり、人の上達に必死に貢献した挙句、自分のレベルを下げてしまうことになってしまいます。

時々試合で、「この子だけどうしてレベルが違うのだろう」というような子に出会いますが、だいたい「その団の監督や指導者のこどもさん」という場合が多いです。

でも、通常、指導者のこどもさんがいる年代はみんな強くなりますよね。指導者の方も指導に熱が入りますし、ある程度みんなで一緒に強くしないと団体戦でも勝ち上がれませんから、指導も行き届きます。

一方で、指導者のこどもではない場合、そもそも突出することは最初から難しく、出稽古も素人には道が開きにくく、指導内容もそのままな可能性が高いですね・・・
その中で奇跡的に突出してしまうと深刻な苦悩が発生してしまいます。

▼団選びは本当に大事です。

団選びには稽古相手がいるかどうか必ずチェックして!

そもそもそんな状況は通常あり得ないだけに誰にも苦悩を理解してもらえない

そもそも「団内に一人だけ突出したこどもがいて、そのこどもの親は剣道指導者でもなくただの素人」という状況は、通常あり得ません。

剣道は指導者に教えてもらうもので、「指導者が教えた以上のものをこどもがある時点から突然が発揮し始める」という事態はものすごいレアケースです。

レアケースなだけに、周囲に苦悩を漏らしても誰にも理解してもらえません。

そして、組織というものは、異質なものを憎み、排除して安定を保とうとします。

特に、指導者でも経験者のこどもでもないこどもが飛び抜けて突出し始めると、主に保護者層から、

偉そうにしている

和を乱している

一緒にやりたくない

的に徹底的に叩かれてしまいます。

それなら移籍しようか、となるわけですが、素人の移籍は出稽古よりもさららに難度が高く、突出した家庭は八方塞がりになってしまいます。

そして、指導者の子供のなら指導者が突出した我が子のレベルに合わせて指導内容を変えていくこともできますが、素人だとそういう道も塞がれてしまっています。

教わる側が指導内容に口出しすることなど、できるはずがありませんので。

そこで、突出した家庭に残された道は二つに一つです。

・上達を諦めて周囲に合わせて我が子のレベルを落として和を保つ

のか

・周囲から浮いたまま、孤独に出稽古や家錬などでレベルを単独で苦心して保ちながら、団内では仲間の上達にほぼ一方的に貢献し続ける

しか道が無くなってしまいます。

▼剣道では保護者間の「温度差」によって状況が変わってくる

剣道団で保護者間の温度差があるときの対処法

代償を払ってでも進まなければならない理由とは

指導者のこどもではなく、素人のこどもで団内で突出している場合、実力を保つだけで大きな代償が必要です。

単独で出稽古に行くにも周囲から圧力がかかる場合もあります。

実力を備えれば備えるほど、「勝手に自分だけで出稽古に行き、指導者を裏切って上手になっていく」と言われることもあります。

戦績を残し始めたら、「偉そうにしている」と非難されることもあります。

いままで、静かな湖で落ち着いた生活をしていた水鳥たちの中に、水を掻きまわして暴れる大きなナマズを放り込むようなもので、おそらくどのように気を使い、どのように溶け込もうと頑張っても、完全に溶け込むことは難しくなってしまいます。

自分の教えた物以上の剣道ををよそで身に着けて活躍するこどもを見て、指導者も、あまり面白くないかも知れません。

稽古では、自分の上達のための稽古ができず他のこどもの上達のためにほぼ一方的に貢献し続け、

自分の上達のための稽古は遠方の出稽古や試合で必死で補っていくしかない。

団内ではわだかまりが残ってしまい、いっそ移籍をしようと思い立つと、最終手段である引っ越しをするしかない状況に追い込まれる。

それでも、そうせざるを得ない場合があります。

それは、

通常ならまずありえない一種の奇跡を現出するこどもがいるからです。

指導者が教える以上のものをいつの間にか身に着け、一般的にまず不可能な、団内で突出する実力を自力で獲得する場合があります。

しかもそれが、厳しい稽古に拠らず、親が指導者という背景も持たず、ただ、ぶっつけ本番の試合によってのみ身に着けられたこどもだとすれば、これはもう仕方がありません。

親を巻き込み、周囲を不和、不幸にしていっても自分ではそれをどうすることもできないです。

たとえ引っ越しをしてでも、家族内でも波風が起きても、人を傷つけても、より精進する道を進まざるをを得なくなってしまいます。

進まざるを得ない原動力になるもの、それが「才能」です。

元居た団の指導者に「勝たせよう」という意識が全くなくても、

最初から強豪団に入っていなくても、

親が指導者では無く、剣道界に伝手も無く自由に移籍や出稽古もできず出稽古するだけで周囲に非難され圧迫されても、

「才能」はある日突然、偶然に、気まぐれに誰かの身に宿ります。

それに気づいた親もこどもも苦難を決定づけられ、逃げることができません。

まとめ

・剣道は稽古相手によって決まります。もし一人だけ段違いにレベルが違っていたとしたら、そのこどもは他のこどもの上達のために貢献するだけの稽古を重ねることになってしまいます。

・指導者のこどもでもないこどもが団内で一人だけ段違いにレベルが違ってしまうと、周囲は居心地が悪くなってしまいます。そこで、いろいろな不和の種がばら撒かれることも多いです。しかも、レベルを保つためにはよそに出稽古するしかなく、圧迫を受けつつ孤独に実力を保つ道を選ぶしか無くなってしまいます。

・居心地が悪くなっても素人家庭には移籍は難しく、団内に留まっても不和になるだけです。それでも精進せざるを得ないのは、教わった以上のものをいつの間にか身に着け、しかも突出してしまうという「才能」を保護者が見つけてしまったことによるものです。

才能というのは一種の十字架です。

しかも、その才能を磨くための条件である「強豪道場」「親が指導者で特訓が可能」「移籍や出稽古が容易」という条件が無い場合、修羅の道を進むことになります。

それでも、「才能は中学生時代にあらかた出尽くしている」と言われる剣道において、「上手になるのは高校生になってからでいい」というのは、ただの気休めであり慰めに過ぎません。

苦しくても、大変でも、いくら覆い隠そうとしても、頭を出してきて周囲を振り回すものが、「才能」と呼ばれるものです。

もし素人家庭にこういうものが突然宿ってしまったら、苦悩しかないかもしれませんが、結局振り回されざるを得ないので、諦めて受け入れてください。

必ず道は開けます。

 

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