剣道の「出ばな技」の極意~「足をつくる」重要性とは?


みなさんこんにちは!剣道愛好家ごまちゃんです。
主に小学生の保護者の皆さんに向けて、「試合で勝つ」「強くなる」ことを話題に挙げています。
今回は、「出ばな」と「足をつくる」重要性について、小学生に実践させる方法を考えてみたいと思います。

イケメン剣士JHOです。
剣道はついつい「打突」にばかり目が言ってしまいますが、正確な打突ができるのは実は「足がつくられている」からです。

素人保護者りゅうかです。
上半身や竹刀さばきに目が行きますよね・・・足は袴でよく見えないし💦

アイドル剣士こはるです。このサイトでもよく、「見えない部分を見ようとする工夫」が述べられていますが、「足をつくる」ことに関しても、もっと注目して欲しいと思います。

剣道は足さばきが大切、とよく言います。
そこで、足さばきの中でも、出ばな技を繰り出すための「足のつくり方」を特集します!

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日本一を目指すというこどもはこんな子供でした

「足をつくる」ことで試合で優位に立てる

まずはこちらの画像をご覧ください。

小学六年生の地域錬成試合のワンシーン。

この後一本が入りました。メンを入れたのは右側の選手です。

左側の選手は、慌ててメンに合わせています。これがもしコテだったとしても、右側の選手のメンのほうが速かったでしょう。

下半身に注目してください。

右側の選手が完全に竹刀に自分の体重を乗せられる体勢で上半身を倒せているのに対し、左側の選手は両足がまだ地面に着いたままです。つまり

足がつくれていない

状態です。

同じ試合で、もう一本同じシチュエーションがありました。

初動の足の形です。手前のこどもはもう打つ体勢に入れています。

向かいのこどもはまだ「足がつくれていない」状態です。実はこの時点でもう勝負は決しています。

左側のこどもがメンを捉えていますが、右側のこどもはまだ竹刀が降りていず、しかも竹刀はこののち右側に逸れています。

高段者の経験者でない限り、ついつい竹刀のスピードやさばきに目が行ってしまいますが、足の形を見るほうが「どちらが優位に立っているか」は常に一目瞭然です。

足をいかに速くつくれるか、というところに勝負がかかっている、と言っても過言ではありません。

いつでも打てる体勢になっているには、「足を速くつくる」ことの重要性を理解しておく必要がありますね!

お相手より先に足がつくれているかどうか

・打った後

・通り抜けて振り向いた瞬間

・打突を受けた直後

・つばぜり合いに入る瞬間

など、自分も相手も体勢が崩れる瞬間が試合中に必ずあります。

その一瞬のち、時間で言うと零コンマ1秒の差で足を速くつくれるかどうかに、勝負がかかっています。

お相手の体勢がまだ整っていないうちに素早く態勢を整えて打つ、これが本来の

「自分から!前に出ろ!」

という意味です。

こどもは大変素直なので、自分から打て、と言われると、いつも打たないといけない、とバタバタした試合になりがちですし、「前に出ろ」と言われると、お相手が待ち構えていた場合餌食になってしまいます。

アドバイズとして有効なのは、「自分から打て!」「前に出ろ!」ではなく、

相手より常に足を半歩前に出せ!

と伝えるほうが有効です。

足が重点的に準備されるよう具体的に伝えてあげると、「足をつくる」重要性が素直に伝わるのではないでしょうか?

▼自分から!の本当の意味とは?違った角度から捉えています。

自分から打て!の本当の意味とは?

アドバイズするほうにも工夫が必要になります。大人や経験者は実感としてわかっていることが、我が子ではない限りこどもには伝わりにくいのです。
表面的な動きだけ指示をするのではなく、その前段階のところまでさかのぼって的確に伝えてあげることでこどもの勝率がアップします。

「足を素早くつくる」稽古法

足をつくる大切さは分かったとして、ではどうやって稽古するか、これには工夫が必要です。

基本稽古、型稽古では、このような0コンマ1秒の切迫した状況を作り出し、訓練することはできません。

そこで一番いいのが、

一人に向かって複数のこどもが間を置かず次々かかっていく稽古

が有効になります。

〇→かかり手

●受け手

➄③①→ ● ←②④

番号順に●のこどもにメンならメンを打ち、通り抜けてそのまま一番後ろに並びます。

受け手の●は受け終わったらすぐ左の列の一番後ろに並びます。

5人ともかかっていった後は、このような配列になるはずです。

●④②→ ① ←③➄

後は、延々と中心の子に向かって前後から間髪入れず打ち込んでいくだけです。

受け手のこどもは、前後からひっきりなしに打ってくるこどもに対して、「一本を取る」ことよりも「足をつくる」ことに重点を置いて技を繰り出していきます。

この稽古は、あまり一般的ではないようです。

少なくとも管理人は、小学生では、「各種強化」や「有志の熱心な稽古」以外に見たことがありません。

「足を速くつくる」において非常に有効な稽古法ですし、前後から打ち込まれることによって、

振り向いた瞬間に打ち込まれる

という良くある状況に対して、素晴らしい対策になります。

「合いがかり」も足を速くつくる訓練になります。

ともかくお互いに打って打って打ちまくる。

待たない、返さない、先に打って行くには足を速くつくらないと一方的に打たれるだけになってしまいます。

ただし、「合いがかり」になると、双方の技量がかけ離れていたり、片方が「お互いにためになる稽古」をしようと思わないタイプだと、うまくいきません。

一方的に打たれる側になるのも稽古にならないし、片方が待って返したり逃げたりしてくると、本来の「早くつくる」稽古になりません。

そうなると、6人一組になってする「一人に対してその他が順番に打つ」稽古のほうがより有効のようです。

「合いがかり」で、返し技に専念するタイプは、稽古の意味を理解していないだけかもしれません。一本を取る稽古ではなく、「足を速くつくる」稽古、という趣旨をしっかり教えておけば、待って返したりすることなく本来の効果的な稽古ができるようになるかも。要は、稽古の意図をこどもにしっかりと理解させることです。

まとめ

・お相手よりも早く足を作ることで、試合では常に優位に立てます。打突前の足の形を見ると、すでにそこで勝負が決まっていることが一目瞭然です。

・お相手がまだ準備できていないうちに先に「足をつくって」おくこと、それが本来の「前に出る」「先に打つ」という意味です。小学生に教えるときは、より本質的な、深い部分を先に強調して理解させましょう。例えば、「先に打て」ではなく、「相手より半歩足を前に出せ」と足を意識する言葉を入れてみたりしましょう。

・足を速くつくる効果的な稽古法は、一人に対して複数が次々とかかっていく稽古です。合いがかりも有効ですが、稽古の意図をよく理解させること。

この稽古はどういう意味があるのか

何を改善したくてこの稽古をするのか

それを理解させるために、わかりやすい言葉で伝える工夫をしてください。

皆さんに少しでも楽しんでもらえるよう、ほぼ毎日記事を更新しています。
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