剣道の「団内試合」をすることの良い点・悪い点


みなさんこんにちは!剣道愛好家ごまちゃんです。
主に小学生の保護者の皆さんに向けて、「試合で勝つ」「強くなる」ことを話題に挙げています。
今回のテーマは「団内試合」についてです。団内で試合をしてレギュラー決めをする団や、月例試合をしている団もたくさんあると思いますが、団内試合は良くも悪くも団全体に大きく影響を及ぼしますので少し深堀りしてみたいと思います。

イケメン剣士JHOです。
うちの団では、新年度に何度か団内試合をしてその年のレギュラーを決めたりしています。

素人保護者りゅうかです。わたしの団では、毎月団内試合があって「月例会」と称して表彰していましたが、間接的に揉め事の種になり今では辞めて何年も経ちました。

うちでは団内試合はほとんどしませんね~。何となくやりにくいし、保護者同士も気まずい気がします。

実は、団内試合には大きな利点と、それ同じくらいのあまり良くない点があるのです。それをここで紹介しますので、団運営について考える一助にしていただけると幸いです。

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日本一を目指すというこどもはこんな子供でした

そもそも団内試合の目的は何?

いきなり結論です。

団内試合の目的を、きちんと把握してやっているところは少ないかもしれません。

実は、団内試合は、「団のレベルを均一化する」ためにやるものです。

剣道は基本一対一の格闘技であり、相手から学ぶことが最も多いのは「試合」です。

団内で共に稽古をしていても、日頃の稽古だと手を抜くこともありますし、お相手の実力に遠慮して打ちを加減したり(合気になってあげられるこどもほど、稽古時にはお相手に合わせる傾向にある)することになります。

その点試合だと、上手なほうのこどもは合気になりつつも自分の持っている技や実力を発揮して全力でお相手にかかっていけます。

上手なこどもの全力の剣道を浴びることで、その他のこどももたくさん学べて、毎月定期的に試合をすることで徐々に実力が平準化し、一年も経つとレベルがどんどん均一に揃ってきます。

特に、幾人か突出しているレベルのこどもがいる場合、その子供たちと試合をさせると他の子も実力を引き上げられ、団体戦を戦うチーム作りに最適です。

穴の無い、実力が似通った選手が揃う団は団体戦で力を発揮できます。

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団体戦で親が「できること」と「できないこと」

団内試合では真の実力は測れない

レギュラー決めのために団内試合をしたりすることもあるかも知れませんが、実は、団内試合では真の実力は測れません。

よくある話ですが、団内試合でやたら強いこどもがいる一方で、団内試合ではそんなに目立たないこどもが、外の試合や大規模の試合で大活躍することもあります。

当たり前のことですが、仲間には互いの長所も弱点も筒抜けなので、双方とも自分の強みが発揮できず、弱点も乗じにくくなってしまいます。

審判も身内でこどものことを良く知っており、先入観や日頃の稽古、生活態度も全部ひっくるめてよく知っており、どうしても「剣道そのもの」を見ることが難しくなってしまっても仕方ありません。

その点、そのこどものことをあまり知らない人が審判をしたり、素のままのお相手と試合をし、審判も先入観のないまっさらな状態で剣道そのものを見つめることができる外部の試合や大きな大会では、実力がそのまま表れてきます。

団内試合では真の実力が表れにくくなるので、それによってレギュラー決めをしたり優劣を競う、という方向で見ると、団としてあまり良い方向には進まないかも知れません。

たとえば、選手として有名になってくると、お相手に研究されてきて長所が発揮できにくくなります。ただその分「あの子は強い」という先入観を持ってもらえるのでプラマイゼロです。
一方で、「団内」だと、ただお相手に筒抜けの秘密を開示し合っている状態なので、本当の強さは全く測れません。
強弱や優劣を決める目的で団内試合をするのはあんまり意味がありません。むしろ後にシコリを残してしまいます。

実は、団内試合をしていて団内の雰囲気が険悪になってしまいました。勝ち負けにこだわるこどもがいたり、こども間の優劣(?)があらわになるのを保護者が嫌がったりして、団内試合を辞めてしまった経緯があります。

▼優劣を決めるのを嫌がるのも度を越えると「モンスター化」します。

平等を求めるモンスターペアレント

▼団内試合をやめるのはどんな時?

レギュラー争いにまつわるギスギスの乗り越え方

「団内試合」への保護者の向き合い方がこどもを強くする

団内試合を行うかどうか、というのは団の方針であることが多いので、保護者が任意にやらせたり辞めたりはできません。

団内試合があるときに休ませる、というのも手ですが、それだとこどもの心が委縮してしまいます。

そうなると、保護者が「団内試合」の受け止め方についてよく考え、こどもに伝えていく工夫が必要になってきます

団内試合をなぜするのかというと、

〇みんなで強くなっていくため・レベルを揃えるため

〇普段習っている技を試して使ってみて馴染むため

〇お互い切磋琢磨するためだったり、強い子に近づいていくため

のためであって、

決して優劣をつけたり、誰が最強かを決めるためではない、ということを徹底してこどもに伝えておくといいです。

そもそも、団内試合で誰が強いかを決めることは全然意味がありません。

たかだか身内の試合、数人かの中で一番強いこどもを決めたところでどうしようもないし、団内試合ではお互いの長所短所をすべて知り尽くしていて、強みも発揮できません。

弱点を衝こうにも、お相手も衝かれまいとして防御しますし、その時点で優劣のつけようがないのです。

ちっぽけな場所で勝つことを目的としてしまうと、勝っても無意味に喜んで驕ったり、負けて落ち込んでやる気を無くしたり、はっきりいってロクなことになりません。

管理人も団内試合にまつわるあまり思い出したくもない思い出があります。

最初から、勝ち負けや優劣はまったく関係ないことをしっかり団全体で認識していれば、避けることができたかも知れません。

しかも、団内でたとえトップに立ったところで、それは小さなお山の大将であり、嬉しいと喜んで天狗になっても仕方がないことです。

もし団内試合で勝つことを目的としてしまえば、「団内」のレベルがその試合の限界になってしまい視野が狭くなってしまいますよね。

わたしの知っているこどもで、団内試合では全然パッとしなくても市外の大きな試合で活躍してしまうという極端なこどもが居ました。みんなびっくりしましたが・・・

その子にとっては団内試合は「勝ちを求める」場所では無く、「技を試す場所」だったのかも知れませんね。それか、団内で間違った先入観があって、市外などの目新しい目で見たらかなりレベルが高かっただけかも。

▼目的を「団内試合で勝つ」ことに設定するよりも、いっそ全国大会優勝ぐらいに設定したほうが良い理由はコチラ

最短で目標を達成する方法

まとめ

少しだけ私的な経験を述べさせてください。

管理人のこどもたちは、全国のてっぺんがすぐ目の前に見えるところまで幾度か到達しました。

それでも、実は、地元では全然勝たれず、個人戦も二回戦や三回戦で敗れる時代のほうが長かったのです。

団内試合や、地元の試合などは、いつも同じ子供と当たり、同じところで敗れるというパターンを繰り返し、厚い壁を感じていました。

何年かして、「別にこの壁を正面突破しなくても、少し回り道をして避けて通っても目的地に行かれるのではないか」とふと思って実際に行動に移してみると、思いもかけない景色が一気に広がっていました。

この思い付きがなかったら、いつまでも「小さな団内戦、市内戦で二回戦負けを繰り返す小学生時代」を送らせてしまっていたかも知れません。

皆さんに少しでも楽しんでもらえるよう、ほぼ毎日記事を更新しています。
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