剣道がイヤになる意外な理由~大人が思っているのとは違うらしい

こんにちは!ナビゲータの剣道愛好家・ごまちゃんです。今回は、「剣道がイヤになった辞めた理由」が、大人が思っているのとは違う学術的な資料を見たのでそれを紹介します。

素人保護者りゅうかです。
試合に勝てない、稽古がきつくていやだ、もっと他のことがしたい、これしか思い浮かびませんが。

(ぼくはもっと違う理由で辞めたいと思ったことがあったけど、それが出てくるかな・・・)

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日本一を目指すというこどもはこんな子供でした

大人が思う「イヤになる理由」とは違うらしい

まずはこちらの資料をご覧ください。表①

出典・剣道実践に伴う阻害要因の検討

武道学研究、と銘打った学術研究の資料(詳しくは上記リンク)において、剣道を辞めた理由の上位はコチラです。

さらに、経験年数別による剣道を辞めた理由がコチラ。表②(同出典)

これらの資料を、管理人の目線で分析してみます。

やる気がない・他のスポーツ=つまり飽きて興味が湧かないってこと

大人は、こどもが「剣道を辞めたい」と言ったら、いろいろな理由を考えます。

試合で評価されるのがいやなのかな、練習が厳しい?痛いから?報われないから?厳しいだけ?

いろいろな原因がもちろんあるでしょうが、表①によると結局ダントツのイヤになる理由は、

やる気が無くなった・他のスポーツをやってみたくなった=つまり飽きて興味が湧かなくなった

ということです。

大人は人生経験が長いだけに、「継続は力なり」ということが身に染みてわかっています。

一方でこどもは、「世界が新鮮」「いろんな楽しそうなことに満ちている」「自分は何でもできる」

という万能感に満ちていて、思うようにならない現実よりも未知の世界に魅力を感じてしまいがちになります。

こどもはいろんな理由をつけていろいろなことを言うでしょう。

決して「こどものいうことはまともに聞く必要はない」という意味ではありませんが、辞めたいと言い出した時は、ああ、飽きたんだな、と受け止めていくのが最善です。

さらに、表②を見ると、「同じ練習がイヤだ」と稽古が単調なことを挙げている割合は、剣道をして一年未満の初心者が比較的多いです。

ものすごく端的に言うと、

初心者ほど、飽きた、練習が面白くない、と言いがちであるということです。

飽きた、という理由は、結局「興味が持てない」の裏返しです。

他の競技で、一年で「飽きた」と言われるような競技があるかどうか疑問です。

でも、剣道では、初心者ほど「飽きた」と言いがちであるということは、やはり剣道は、続けられる人は最初から決まっている感じです。

▼参考記事

人が剣道を選ぶのではなく、「剣道が人を選ぶ」てホント?

長く続けている人ほど「環境」が要因で辞めていく

剣道を長く続けている人は、進学、上下関係、稽古が休めない、自分の限界、といった要因で剣道がイヤになることが多いです。

そして、「指導者の態度」も辞める要因になってくるらしい。

これは剣道そのものよりも、剣道を取り巻く「環境」がイヤになる、ということです。(上記資料では「環境因子」としています)

指導者の態度、というのは、指導者の人間性や指導内容、あるいは本質的な技量などがある程度見えてくる時期と重なってくる時期です。

小学一年生から剣道を始めた場合、中学生ぐらいに思春期に突入すると、顧問の人間性や剣道の深みなどが見えてきます。

そうすると、今まで指導者に対して「大人だから従う」「体が大きいし剣道も強い」とこども目線で思っていたところ、自分も成長してきて目線が変わり、端的に言うと、「そこまで尊敬できない」的な思いを抱いてしまうのかも知れません。

特に剣道は「強さ」が指針になるため、指導者が大人という条件のみに頼って指導をしていた場合、急激に偶像が崩れてしまって心が離れてしまうのです。

若者には体格や体力では後れを取っていても、理合い、攻め、格式の高さ、人格などでこどもの尊敬を勝ち得ることが必要、ということなのでしょう。

▼剣道を辞めたいと言い出したら・・・

剣道を辞めたいと言い出したときの理由と対処法

一昔前は、少年剣道の指導に置いても力任せの荒い指導があったのかも知れませんが、今ではそういったことも流行りません。
むしろ、荒い指導をしていると、こどもが成長して体格なども劣らなくなった場合に、一気に尊敬を喪うこともあります。指導がイヤになって辞める、というのは切実な問題なのかも知れません。

休みが無い、当然続けるものと思われるのが辛いし、限界が見えてくる

剣道は特に、「暑中稽古」「寒稽古」といった、厳しい季節にこそ頑張るという風習?があります。

初稽古なども、正月の元旦から稽古したり、人が休んでいたり家でゆっくりしているときに敢えて稽古をしたりするので、「これがこのままずっと続くのか」と思ってしまうのも、辞めたいと思う原因です。

その上に、六年以上剣道を続けていると、「自分はこんなものだ」という限界が見えてくる、休みが無い、時間を取られる、という感覚に襲われる、というのもグラフから伺えます。

さらに、勝負や年代による「上下関係」も、武道であるために他の競技より厳しく、長く続けているとそれが心にのしかかってきて苦しくなる、この辺りは、学生のような「現役選手」にはとくに負荷に感じられるらしい。

いったん剣道を離れ、大人になって「リバ剣」した場合、「自分の限界」「休めない」「指導が不満」と言った要因が一気に無くなっていくため、リバ剣剣士はイキイキと剣道を楽しみ、段位を取得したり稽古に行ったりできるのでしょう。

こどもには、将来の進路も気になるし、指導者への思いの変化や稽古時間を自分で決められない、上下関係が窮屈、など、大人の「リバ剣剣士」には無い様々の圧力があり、剣道を辞めざるを得なくなっていくのです。

▼大人はなぜ剣道を続けるの?

なぜ剣道を続けるの?と聞かれたら

剣道経験が1年未満だと、剣道そのものに興味が無い、イタイ、面白くない、という要因で剣道から離れていくんですね・・・つまり、好き嫌いがはっきりと分かれてしまうということでしょう。確かに球技などとは違い剣道は「楽しい」というものでも無さそうです。

学生の部活などはとても厳しく、休めない、プレッシャーがすごい、上下関係、顧問が少しアレである、などなど、剣道がイヤになる要素満載かも。
ちなみにぼくの場合は、剣道をするのが当たり前、ていう前提で親や周囲に思われるのがチョー嫌な時期がありました。選択肢が無い、ていうのは若者にはものすごく窮屈に感じられるのです。もし剣道辞めるとしたら(辞めないけど)たぶん、そこが一番ひっかかるかも。

まとめ

今回は、剣道について学術的に、「阻害要因の検討」とした資料を読み解いてみて解説をしました。

このサイトでも幾度か述べましたが、剣道はつまり、「誰にでもできる競技ではない」ということははっきり言えると思います。

サッカーのように、ボールと広場があれば誰でもできて入りやすい感じではありませんし、野球のように「メジャー」でもありません。

その上に、上下関係が厳しく、大人の元立ちに立ち向かっていったり、人が休んでいる正月や暑さ寒さの厳しい時期に敢えて稽古をしたり、ちょっとマゾ入っているなあ~と感じることもあります。

見聞きした中で極端な例では、親が剣道家で本人は逃げ場が無く、大けがをしてでも剣道から離れたいと思って自傷行為に及んだこどももいると聞きました。

剣道は他の球技などと違って、いつでもまた戻って来られますので、こどもの様子を見ながら時々離れたりして、生涯に渡って楽しんで続けていくのが良いのではないでしょうか。

皆さんに少しでも楽しんでもらえるよう、ほぼ毎日記事を更新しています。
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