剣道で「稽古ができないとき」のモチベーションの保ち方

こんにちは!ナビゲータの剣道愛好家・ごまちゃんです。本日は、現時点(令和2年3月)で世間を騒がしているコロナウイルスなどで、稽古場所が確保できなかったりして長期に渡って稽古ができない場合のモチベーションの保ち方を紹介します!

素人保護者りゅうかです。
地元の剣連では稽古が一月中止になってしまいました。市の強化も県の強化も中止です。
道場のほうでは稽古できるみたいですが・・・

そういう話をいたるところで聞きます。
稽古できないとてっぺんを目指す層はかなりキツイ。ほかの道場が何をやっているかめっちゃ気になりますしね。

こういうときに大事なのが「モチベーションを保つ」というメンタル部分です。実は、こういう局面こそ、「モチベ」というような要素で他と差がついてきます。

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剣道は「自主練」という要素が成り立ちにくい

今、世間はコロナウイルスで大騒ぎで、一月は稽古中止、稽古場が確保できないなどで稽古できない人も多くいらっしゃいます。

そこで問題になってくるのが、稽古しないと退化してしまう、ていう焦りと、それを乗り越えるためのモチベーションの確保です。

そこでまず、これは認識しておいたほうがいいのが、

「剣道では有効な自主稽古というのが成り立ちにくい」という点です。

いや、そんなことはない、素振りや打ち込み台での一人稽古は有効、というご意見もありますが、それは「剣道」というより、「剣道的な動作」の習得のためであり、剣道はあくまで、「対人的な合気によって成り立つ総合的なもの」と考えてください。

刃筋が正しく、スピードがあり、力強い打突ができること、剣道的な意味で「強くなる」ことは、別物です。

これは、例えば八段の高齢者先生が、若者を相手に、ふわっとした感じに見える打ちを繰り出してすぽん、と打ち取ってしまうのを見たことがある人は、感じたことがあるのではないでしょうか。

スピードが遅くても、足が軽く動かなくても、強い人は強いです。

そしてそういう強さこそ、「一人稽古の自主練」ではなかなか身に付かないのです。

剣道の「強さ」は、「対人的な稽古」つまり、多くの場数を踏み、試合をこなし、レベルの揃った稽古相手と共に稽古している場合、つまり「対人接触を保つ」者にのみ身に付けられるものです。

そこで、「対人稽古ができない」と悩む人に対して、

そんなことはない、素振りをしたり、打ち込み台の稽古をして、基礎体力をつけたりすれば大丈夫!

というアドバイズがあるとしたら、それは半分は正解で半分は間違っています。

もし、「剣道的な動作を身に付けるため」であれば、それらはものすごく有効です。

一方で、剣道そのものに対して上達を望むのであれば、「一人稽古」にはどうしても足りないものがあって、何としても稽古相手を見つけて稽古しないと!という方向に向けて動いていくのが正解です。

つまり、

何が何でも稽古場を確保して人と稽古すること!

一人で完結する稽古は剣道には無い、といっそ思ってしまうほうが、モチベーションを保てます。

▼稽古場を確保する裏技を紹介

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特定の稽古相手のみでこそ「合気」の修練ができる

「対人稽古」でしか剣道の上達はない、と言い切ってしまいましたが、それは、剣道は「合気」によって相手と心を合わせ、「機を見て」「相手の力を利用して」自分の打突を生かす競技だからです。

かといって、感染症が猛威を振るっていて稽古が中止になるような状況で、未知の人と稽古を頻繁にする、ということは難しいでしょう。(そういうことすると何のための稽古中止なのか意義を失いますし、要らぬ誤解を受け火の粉を浴びることになります)

同じ稽古相手と、こっそりと稽古をするために場所を確保できたとして、「手の内を知り尽くしてしまって、稽古に新鮮味が無い」と思うかも知れません。

しかし逆に、こういう環境でこそ、「合気になる」という状態がつかみやすいです。

切り返し一つしても、極限まで「合気」を求めてやる場合、密度が濃くなります。

・どうやったらお相手に気持ちよく打たせてあげられるか。

・お互いのかかり稽古のさい、お相手が「自分もしかして上手になってない!?」て思わせてあげられるにはどうしたらいいか。

・合いがかりをするさいは、如何に相手より早く、お相手の裏をかきつつ自分の打ちを繰り出せるか

「お相手も自分と同じように、相手の心を読もうとしている」と仮定しながら、その一段上をいく思考を持って稽古すること。

こう気持ちを切り替え、「対人的な剣道の強さ」を意識しつつ稽古する絶好の機会です。

この時期、親子で剣道の稽古をすることも多いかも知れません。

親子だと、お互いに次に来るものを知り尽くしているので、手を抜こうとすればいくらでも抜けます。

でも、そういうときこそ、「剣道的な動きの訓練」ではない部分を大切に稽古してください。

具体的には、

・構えを見直して、極限まで構えを崩さないままお相手の動きを見据える稽古

・お相手が打ってくる瞬間の「風圧」のようなものを感じ取る

・お相手を引き出す「攻め」を意識する

・本当の意味での「先を取る」稽古(単純に自分から打つ、というのとは違います)

など、剣道的な動作に頼らない部分を意識して稽古をしてみてください。

日常的な稽古環境が戻った時、大きく脱皮できていることが実感できると思います。

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今こそ「心を動かす剣道」を鍛える時間

稽古中止になってモチベーションを保つには、自主稽古に力を入れることももちろんですが、「一段深い剣道」に手を伸ばすことが有効、と紹介しました。

これは、ピアノを弾くのでも、外国語を学ぶのでも同じです。

ピアノを弾くのは技術が必要であることは間違いありません。

でもある一定以上の水準になると、「技術」の向こう側の「何を聴衆に訴えたいのか」という心の部分が重要になってきます。

外国語でも、「使える」ことだけだったら、現地の小学生でも使えます。

問題なのは、「その言語を使って、何をお相手に伝えるか」が大切です。

剣道では、刃筋、スピード、足さばきなど技術的な面は、人間である限りものすごい極端な差はあるはずがありません。

実は、勝負はもっと深い部分、目に見えない部分で決まっています。

試しに、中学・高校生の試合を見て、打突スピード等を機械で測ってみてください。0.1秒差、といった違いしか無いでしょう。

それでも、少し剣道に関わった人が誰がどう見ても「上手」「すごい」「強い」と思う人は、確かに存在します。

そういう強さこそ、自主稽古だけではなかなか身に付きにくいし、「強さ」を決める要素になっています。

そこを細かく言うと、「攻め」「合気」「機を見る目」「タメ」といった方面にどんどん広がって、行き着く先は「元気いっぱいの若者が、八段の高齢者にコロッと打たれる」ような景色に繋がっていくのです。

稽古相手が限定されて、新鮮なものを取り入れる機会が無い時こそ、この方面をできるだけ深く掘り下げていって深みを追及してください。

それをするにはやはり、保護者や周りの大人の協力も必要になります。

そして、こういった点で、「両親が剣道経験者」であることがものすごく有利になりますし、そうでない場合は、保護者が書籍を読んだり、動画を見て研究したりする姿勢が大切です。

おこがましいですが、稽古中止の今こそ、このサイトを深く読み込んでもらって、稽古が再開されたとき「剣道が変わった。良くなった」と周囲に言ってもらえるようになってほしい、と願っています。

▼こういう場面は気を引き締めて~大人の心得

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まとめ

今回現時点で世間を騒がせている新型肺炎で、稽古中止のときにやるべきこと、モチベーションを保つための考え方を紹介しました。

管理人の市連では、稽古は一律中止になっています。

でも、ごく身内での「コソ練」は継続中ですし、こういうときこそ、差を付けたり縮めたりするチャンス、と思っています。

剣道は対人競技であり、合理的かつ勝ちやすい展開や型はもう研究しつくされています。

新しい技やタイミングはもうだいぶ昔に出尽くしていて、あとは、その奥にあるもの、目に見えない部分で勝負を決する段階になっているのかも知れません。

50代以上の先生がたがよく、

「今の年代の君らの剣道はすごく強くて立派です。昔のぼくたちよりずっと強い」と言われます。

昔は今ほど稽古環境が整っていなくて、週に二回、今の感覚の一般的な稽古をしていてもかなりのところまで勝ち上がれる環境だったのでしょう。

でも今は、力を入れるところは毎週のように遠征に行き、九州だ東京だ名古屋だと場数を踏みまくり、稽古はほぼ毎日、そういう環境で剣道をしてやっと、全国区のレベルについていける、という熾烈な環境になっているのかも知れません。

その分、所属した道場の環境に成果が左右されてしまいますが、一方で、「出尽くした型の奥を深堀する」という要素は、わたしたちに残された、強くなるための最も大事なカードであることは、今も昔も変わりありません。

 

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