剣道から何を学ぶか~高段者と若い顧問、先生方の違い

こんにちは!ナビゲータの剣道愛好家・ごまちゃんです。本日は「高段者から剣道教わって???と感じる」のような場合について、考えていきたいと思います。

素人保護者りゅうかです。
小学生が八段や七段の先生がたに教わって顔がきょとんとなっているこどもたちを見かけることが多くあります・・

イケメン剣士JHOです。
おそらく、こどもにとってはあまり現実味が湧かない感じのかけ離れた人だから、理解しようがないのかも。

指導にもいろんなやりかたがありますが、結局受け取り方にもかなり工夫が必要、ということです。今日はそのあたりを紹介します。

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高段者先生の言葉はこどもには「理解できない」と開き直る

市連や県連で合同稽古のときなどに、八段先生がいらっしゃって、講話をしてくださることがあります。

そのときに、いろいろとお話を聞くのですが、こどもを持つ親としては、

「んー今こどもたち、先生の言われていることの三分の一も理解できていないだろうな」と思うことがしばしば。

でも、これはもう致し方ないことで、いっそ「言われていることが理解できるはずがない」ぐらいに思ってしまうほうがストレスが少なくて済みます。

・単純に、使っている言語がこどもにわかりにくい

・剣道的な段階が高段者の先生とこどもではかけ離れすぎていて内容が理解できない

その上で、

話が長すぎて頭に入って来ない、見本を示してくれないとわからない、なぜそうしなければいけないのか説明してないから理解できない

などの理由で、せっかく高段者の先生方が伝えようとしていることがこどもの心に溜まっていかないなど、理由はたくさん挙げられます。

逆に、四段ぐらいの若い元気な先生が説明することは、こどもにはわかりやすいだろうな、と感じる。

「相手の立場に立ってわかりやすく物事を伝える」には、立場がより身近な人のほうがより伝わるからです。

高段者の先生が言っていることを後で「何を言われたかわかる?」と確認してみると、「よくわらかなかった」という答えが返ってきても、がっかりすることではありません。

かといって、日常的にできるだけ高段者と接することが無意味かと言うと、それは違います。

そばにいるだけで伝わるものがあり、実はこどもは「言葉による伝達」よりも、「そばにいる」ことで伝わることのほうが圧倒的に多いのです。

高段者の先生からは、剣道の技術そのものより「人格的」なものを学ぶ、という風に割り切って接するのがいいかも知れません。

▼言葉がわかりにくい場合は「補足」が必要

わかりにくい時こそ保護者の出番です

高段者と若い先生から「受け取る」ものを意識する

これはどんな職種でも、組織でも同じだと思いますが、例えば「経営者」と「現場」では、日頃から考えていることややっていることが全く違います。

経営者は「方向性を決める」ことが主な仕事であり、現場は「誠実に作業を実行する」のが任務です。

剣道を船に例えると高段者の先生方は「船をどの方向に向けて動かすか」を決める人であり、四段くらいの指導者は、「船の上で行われる試合」で自分の生徒を勝たせるために戦闘技術を教える指揮者です。

こどもたちは、自分がやっている剣道の全体像をまだ知りません。

高段者の先生が「子供時代は元気よく声を出して大きくしっかりと竹刀を振れればそれでいい」と仰っても、子供は(それだと試合で勝てないよね、勝てないと面白くない)と思うかも知れません。

生涯で一番多く試合が組まれるのが小学生時代であり、こどもたちは、概して「自分を勝たせてくれる戦闘技術」を欲しています。

「剣道界全体をどのような社会的な位置につけ発展させていくか」などというような思考には全く興味が無く、関心もないのです。

かといって、高段者の先生方が「こどもに戦闘技術を教える」というようなことをするのも、噛み合いません。

高段者の先生がたには剣道の戦闘技術よりほかに、考えるべき大切なことがたくんさんあります。

こどもや保護者も、「戦闘技術を教わること」を高段者で社会的にも多忙な地位につかれている先生方に求めることは明らかに間違っています。

剣道を教わっている子供も大人も「勝ち方を教えてくれる先生」「剣道そのものを身を持って示してくださる先生」を意識的に見分け、受け止めるものを見定めて接してください。

 

▼こういうのが一番つらい・・・

指導者を信頼できない

▼強くなれないのもつらいです。

この指導では強くなれない

 

高段者からは「生き方」を学ぶ

剣道は生涯続けていくものである、ということは、剣道家ならみなさんご存じです。

それでも、小学生にとっては、「一年」の長さが大人とは全然違います。

今この瞬間に生きているこどもたちは、「剣道は生涯続いていく」ことが感覚として理解できません。

たぶん感覚的に、こどもの一年は大人の十年ぐらいの長さがあり、三年先の未来は、大人の三十年後かそれ以上の感覚と同じです。

そのようなこどもに「剣道は生涯続くのだから今は勝ち負けを求めなくていい」というようなことを伝えても伝わりません。

むしろ、こどもは、年齢がかなり上の高段者を、

・剣道家としてどのように人生を歩んでいるか

・大人になったのち、剣道がどのように生活に組み込まれているか

のような部分に注目していますし、それでいいのではないでしょうか。

つまり、戦闘技術の指導は、できるだけ早めに若手に委譲し、どんどん鍛えていくほうが、お互いにメリットが大きいと感じます。

逆に言うと、「高段者の先生に勝ち方を学ぼう」と考えると、あてがはずれたり、欲するものが違う、とがっかりしてしまいます。

戦闘技術そのものは若手の先生や、試合の勝ち負けに情熱を懸けている学生のOBや、同級生と一緒に稽古して手に入れる!

このような気持ちで割り切ると、上達も早く、目的のものをすんなり手に入れられます。

▼こどものやる気は指導者次第

やる気を無くすとき~指導者側の問題

まとめ

こどもは先生の「言葉」よりも「生き方、考え方」を無意識に先に受け取っています。

その受け取る能力というのは、大人の何十倍何百倍であり、そこには何のごまかしも効きません。

学生時代は精いっぱい「勝負」に浸らせ、そこから得るものを吸収すると同時に、高段者の「生き様」を見て剣道と共に人生を歩むことを少しずつ理解していきます。

今の高段者の先生方を見ることで、剣道と人生の繋がりが見えるようになるまで、まだ時間がかかるかも知れません。

それでも、幼いころに全身全霊で教わったことは、必ず子供たちの心のどこかに不可逆の影響を与え続けていきます。

保護者としてできることは、「今こどもが欲していることを全力で与え続ける」覚悟しかないのですが、「剣道で教わることは勝負だけではなく、人格をひっくるめた人生そのもの」ということも頭に入れておいたほうがいいでしょう。

 

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