剣道の新用語「稽古難民」の解説~「高校野球」との比較も

こんにちは!ナビゲータの剣道愛好家・ごまちゃんです。本日は2020年時点で世間を騒がせている新型肺炎(武漢肺炎)について、「稽古難民」という新用語がささやかれているのを特集します。

素人保護者りゅうかです。
「稽古難民」ってなんだか・・・大袈裟なような、それでいて切実な響きですね。

イケメン剣士JHOです。
「稽古難民」・・・
競技スポーツ系で、こどもよりもむしろ中高年の剣道家が実はこども以上に熱心だったり、こどもに熱心に稽古をさせている「剣道独特の用語」ですね。こういう言葉が自然発生するのが剣道らしいと言えば剣道らしいです。

「稽古難民」の実態と、高校野球の甲子園無観客開催についても述べてみます!

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「稽古難民」という言葉が発生する背景

今剣道界隈で、「稽古難民」というトレンド(?)が発生しています。

【稽古難民】

全国で感染症予防のため、体育館や公共施設が使えないため「剣道の」稽古ができない状態を指す。剣道、と特定しているのは、その他の界隈では「難民」というような言葉を用いて練習ができない状態を指す現象が見られないため。

類義語・「リバ剣」

リバイバル剣道の略。こどものころ剣道をしていたが成長して後中断し、自分のこどもが剣道を始める時期に剣道を再開したり、大人になってから剣道を再開する現象。「リバ」という言葉も、他のスポーツ(リバ柔・リバ野球など)では見られない

「稽古したくてもできない」という思いを「難民」と表現し、それが共通認識としてすぐに剣道界隈に広がる、この現象はホントに興味深いです。

部活ができないのは剣道だけではありません。バスケもサッカーもできません。

それなのに、バスケできないことを「練習難民」とは言わないだろうし、サッカーも聞いたことがないです。

これは、「リババスケ」「リバサッカー」とは言わないのと同じで、剣道のみに見られる「共通認識の広がり」です。

この現象を深く追求すると、「剣道」界隈の雰囲気がよく伝わってきます。

・大人のほうが純粋に剣道をやりたがっている

・部活動が休みなら道場で、体育館で、公民館で、という「場所」を求める傾向にある。

↑つまり、「部活動」という組織に依存せず、個人の意欲や大人の後押しが他の競技より大きい。

場所が無いなら他の場所ででも稽古をしたい、と人々が流れを成して動いていく、そういう雰囲気が「難民」という言葉に表れていますね。

▼「リバ剣」という言葉が語る剣道

人が剣道を選ぶのではなく「剣道が人を選ぶ」

帰る場所がある幸福

今、どんな競技も部活動どころか学校も閉鎖されて、部活動は練習もできない状態が続いています。

実際は休校になってから一週間ですが、感覚的には一か月ぐらい稽古していないような錯覚に陥ります。

そんな錯覚が起きるぐらい、それぐらい、剣道が生活の中に組み込まれている、ということでしょう。

「稽古難民たち」が稽古場を求めていくうち、出身教室に行ってみよう!と考えるのはみな同じのようで、道場では高校生、社会人が帰ってきて稽古をしていく光景がみられているところも多いのではないでしょうか。

新型肺炎のために学校が閉鎖され、体育館等が使えないので、「道場」「武道場」を持っているところに、OB・OGが集結している光景が見られています。

このような光景を見てつくづく感じるのは、「帰ってくる場所があるのは幸せなことだなあ」と感じることです。

今剣道を習っている子供たちが大人になって戻ってくる場所を作ること、継続していくことは、大人の役割です。

しかも剣道の場合、指導する側も一緒に稽古できる、という他の球技等では見られない特徴もあるので、年齢を問わず、同じ場所で同じ稽古をして一緒に汗を流す、という光景がこれからもずっと続いていきます。

こういういわば「非常事態」のとき、剣道の持つ「底力」のようなものが発揮されてくるのではないでしょうか。

稽古場所の確保のための裏技

高校野球・・・

これは少し疑問に思うというか、ちょっとひがみ入ってるので、こういう記事に掲載していいのかどうかとも思いますが、「なんで?」と感じている人も多いので章立てしました。

各部活動が禁止され、休校になっていて、野球以外のすべての全国大会が休止になっている状態で、甲子園球場で行われる高校野球のみが開催され(無観客だけど)るらしい。

これは、「高校野球のみは伝統があって特別扱い」かというと、そうではなくて・・・

この辺りはこの記事に詳しいです。

なぜ高校野球は無観客試合を開催できるのか

剣道も他の競技も、基本全国大会はボランティアの力に頼るし、地元の高校生とかを動員して大会を開催するけど、高校野球はプロを巻き込む資金力、体制が整っていること。

確かにこれは、「野球でしかありえない」ことだとも思う。

グラウンド整備も、アナウンスも、運営もすべてプロに頼める。それだけの資金を持っているわけです。

剣道では、全国トップレベルでさえプロが存在しない。

剣道を教える指導者も、「月謝」というものをもらっておらず、完全にボランティアで教えているという状況です。

ある小中学生の全国大会で、子供の荷物置きや大人の観戦用に「座席を有料」にしたところ、ネット上でめちゃくちゃに叩かれたのも見ました。(座席有料にしたら、他の競技でも叩かれるかもだけど)

このような状況では高校野球のような「特別扱い」は望めない、というのが本当のところであるようです。端的に言うと、そんな資金が無い。

逆に、非常事態でも人員を動員できる資金力を持っているのは、日本では「高校野球のみ」であるということが、今回の「無観客試合開催」で明るみに出た、ということもあるようです。

▼剣道と野球に共通点はあるの?

剣道と野球の意外な共通点

まとめ

剣道の稽古が大っぴらにできなくなって一週間しか経っていませんが(現在2020年3月10日)、もうすごく長い時間が経っているように感じます。

これも何十年か先に振り返れば、「ああいうこともあったなあ」と思い返す時がくるのでしょう。

剣道は、終戦直後、GHQの「武道禁止令」によって禁止された時期もありました。

国や社会の事情で振り回されながらも、金銭の授受がタブー視されつつも、脈々と受け継がれるものがある、ていうこと自体が素敵なことです。

受け継ぎ受け継がれるものと関われることの幸せを、こういう時節でこそ噛みしめて、稽古の再開に向けて頑張っていきましょう!

皆さんに少しでも楽しんでもらえるよう、ほぼ毎日記事を更新しています。
イラストは無料画像オンリーたまに自作です!