剣道の始めかた~『鬼滅の刃』がきっかけになっている?

こんにちは!ナビゲータの剣道愛好家・ごまちゃんです。2020年3月時点で世間を騒がせている新型肺炎(武漢肺炎)で、剣道も稽古会や大会が次々と中止になってしまう中、明るいニュースもあります。それは、コミックの影響で剣道に興味を持ち、剣道を始めるこどもが増えている、という話です。

素人保護者りゅうかです。
うちの子も『鬼滅の刃』に夢中です。で、コミック買おうとしたらどこの書店でも売り切れで、「入荷は未定」になってたりします。レンタルコミックも全巻貸し出し中です。

イケメン剣士JHOです。
剣道は始めるさい、敷居が高いと思われている武道ですからね、きっかけが増えることは喜ばしいことですね(^_-)-☆

今回は、ちょっとこのブログの主旨からは外れますが、剣道の発展のために!『鬼滅の刃』について、管理人の主観入りまくりの見どころや剣道との繋がりを紹介します。

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剣道愛好家から見た「こどもたちがハマる理由」

大人の剣道家の方も、一度は「きめつのやいば」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?。

簡単に紹介しますと・・・

【鬼滅の刃】・きめつのやいば

鬼に家族を食い殺された炭次郎と、たった一人の家族の生き残りだけど、鬼になってしまった妹・禰豆子が鬼と戦うコミック。炭次郎と禰豆子は「鬼殺隊」という、鬼と戦うことに特化された隊に入って仲間と一緒に鬼のいる場所に行って退治する。鬼の棟梁である鬼舞辻無惨を倒せばすべての鬼は消滅するが、無惨は最強で、戦国時代辺りから大正時代に至るまで無惨と鬼殺隊の死闘が続いている。

管理人の世代くらいまでは、小さいころ悪さをしたら「鬼が出るぞ」と言われて脅されていました。←世代がバレる

現代のこどもたちには、「鬼が出る」とか言われてもピンとこないかもしれませんが、それでも昔話の「桃太郎」を知らない日本のこどもはいないはずです。

恐いものの代表格の「鬼」と、日本人の憧れが染みついてる「剣士」「刀」の物語、とくれば、これはもう日本人の遺伝子的にドはまりしてしまう要素が揃っています。

人を食う=恐ろしい鬼、そんな鬼に果敢に立ち向かう少年たち、強くてかっこいい剣士、鬼になってしまったけどめちゃくちゃカワイイ人間が好きな女の子の鬼、とくれば、これほどのキャラ立てはちょっとないぐらいの要素が詰まっています。

 

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感想(1件)

コラム・「人食い鬼」の存在

日本では「人を食うのは鬼の所存」という考え方があるから、鬼は恐ろしいもの、という認識が成り立ちますが、これは国によっては成り立ちません。

お隣の中国大陸では、古来から人が人を食う風習がありました。

攻城戦などで都市ごと封鎖された場合、城内が飢えたら普通に我が子を交換して食っていた、という記録もゴロゴロ残っています。

戦争が終わって憎い敵の大将を殺した後は、その肉をハムにして周囲に配ったという記録もあります。最も偉大な古代の歴史書である「史記」にはこのような記述がいたるところに残されています。

もっと最近の、共産党と国民党の戦い(これは第二次大戦後のお話)でも、共産党が封鎖した国民党の都市で食糧不足になったさい、人々は普通に食人をして飢えをしのいでいた、と言われています。

こういう歴史背景がある中国には、「人を食う鬼」が居たとしてもそれは人間とあまり大差ないので、鬼は恐れられるものではありませんでした。人間のほうが怖いし、「仙人」や「仙術」といった超能力使いや不老不死への憧れが強いみたいです。

剣道と呼吸~ちょっと大袈裟だけども

『鬼滅の刃』では、刀を使った剣術と、「呼吸術」で鬼と戦うのですが、剣術よりも「呼吸術」のほうが主な戦力で、このコミックに感化されて剣道を始めたこどもたちにとっては、「呼吸術は教えてもらえないのか~」とがっかりするかも知れません。

かといって、『鬼滅』の中には、剣道的な要素もふんだんにあります。

「刃筋を立てて、剣を振るう方向と刃筋を必ず揃えること」

「筋肉は下半身のほうが多いので足が大切」

何より、「武器としての刀」で「斬る」ことを前提に戦うのが、「剣道」と深い関連があります。

ただ、コミックで登場する『呼吸術』に関しては、剣道というよりも合気道や中国由来の『気功』に近いかも知れません。

気功については管理人は詳しくはありませんが、「気」の存在については、日本人にはおなじみです。

日本には、元気、勇気、気力、気構え、気遣い、気持ち、気を失う、気色悪い、気配り、気を付ける、気心が知れない、気狂い、などなど、今管理人が思いついただけでもたくさんの「気」についての言葉があり、日本人は昔から「気の存在と扱い方」については世界中で誰よりも知っています。(中国には日本ほどの「気」が付く言葉は存在せず、存在したとしても明治期に日本人が造語した和製単語がほとんど)

「気」は日本人にとってごく日常的に存在を感じているものであり、西洋にも漢字の本場の中国にも、日本人のような「気」と常住している言葉は存在しません。

そして、その「気」は、「呼吸」と深いかかわりがあります。

気は呼吸と共に取り入れられ、体内をめぐり、世界をめぐり、森羅万象を形づくる、こういう世界観が元からある、だからこそ、「呼吸術」というようなものがすんなり受け入れられ、現在ものすごい人気を博している、と考えられないでしょうか。

このブログでも、しつこいくらいに「気」「合気」について取り上げてきました。

剣道で最も大切なのは「合気」です。

『鬼滅』の呼吸術は、大げさではあるけども、人気の秘密は、わずかにでも現実とも関連があるから、と言えそうです。

▼合気についての記事

剣道で「合気」になれるこどもはこんな試合をする

「合気」とはやり取りのこと

剣道で「合気」によって有利になる点三つ

コラム・鬼になっても憎めない存在~兄妹の絆

『鬼滅の刃』は、家族が食い殺され、ただ一人生き残った妹・禰豆子も、傷口から鬼の血を浴びて鬼にされてしまうシーンから始まっています。

通常は、鬼になってしまったら人を食わないと生きていけないのですが、禰豆子は「眠る」ことで人を食わずに済むようになりました。

鬼になっても兄が大好き、人間が大好きな禰豆子、しかも、ともかくカワイイ。

禰豆子の他にも、「珠世と癒史郎」という、鬼といっても人を食わずに済んでいる鬼がいます。この二人も人間の味方の鬼です。

こういう部分に、「敵であっても最後まで人を憎み切れない日本人」的な要素が潜んでいますし、鬼という存在に日本人は昔から馴染みがあり、心から憎むべき存在でもなく、むしろ哀れを誘う存在である、ということもうかがえます。

剣道は無くならない~最終的な憧れはそこにある

コミックによって剣道を始める子供たちが増えてきた、ということですが、実際剣道をやってみたら、基礎動作の繰り返し、勝ち負け、なかなか上達できない、といった地味な苦しみに継続的に襲われます。

憧れだけではなかなか物事は長続きしませんし、どうしても途中で辞めてしまう層も出てくるかも知れません。でも最終的には、

・強さへの憧れ

・日本的なかっこよさへの憧れ

は永遠に続きます。

剣道は、けっしてメジャーではないにしても、一過性ではなく生涯ずっと追求できる息の長い「強さ」の基準があります。

しかもそれが、外国のスーパーマンや武道ドラマみたいな現実とは全くかけ離れたものでは無く、現実として存在している、という強みもあります。

きっかけは何であれ、強さを求めること、伝統に根付いたかっこよさを求めたら日本刀やそれを振うこと、悪いものを退治すること、という場所に行き着き、そういった願望や憧れは不滅です。

剣道は、現実的な強さはもちろんのこと、着装、考え方、礼儀作法や人間的な成長など、総合的に最も日本人的なかっこよさを保存している武道であることが、今回の『鬼滅』が大評判になっていることでも再認識されたようです。

▼『鬼滅』と並んで大評判の『キングダム』。こちらは日本発の古代中華漫画ですが、これはこれで日本人の憧れのルーツの一つです。(現代の共産党中国に憧れる人はいないでしょうけど)

剣道小ネタ・日本ならキングダムが限界だけど

まとめ

こどもが『鬼滅』『鬼滅』と言いまくるので、レンタルコミックに行くと、すべて貸し出し中、書店に行って買おうとしても全く売っていない、という事態が続き、ますます読んでみたくなって、ようやく手に入れて読んだコミック。

これは、おもしろいは・・・

と夢中になって全巻読んでしまいました。

主人公が優しいこと、妹がこの上なくかわいいこと、絵柄が女の子にも受ける(ジョジョ風な絵柄は女の子向きではない気がする)こと、キャラが立っていること、どの面から見ても流行らない理由がありません。

こういったコミックがきっかけとなり、剣道を始めるこどもが居るというのは素晴らしいことですし、

『ちはやふる』→かるた人口の増加

『ヒカルの碁』→碁人口の増加

『三月のライオン』→将棋人口の増加

『テニスの王子様』→テニス人口の増加

等、コミックはこどもにとって大きな影響力を持っています。

この波で、少しでも剣道の魅力がさらに再発見されることを祈っています。

皆さんに少しでも楽しんでもらえるよう、ほぼ毎日記事を更新しています。
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