剣道で稽古ができないときこそ「手の内」を鍛えよ!

こんにちは!ナビゲータの剣道愛好家・ごまちゃんです。今回は2020年3月以降の大事件、コロナウイルスの対策で対面稽古や試合の中止などの嵐の中でできることを厳選してお伝えしています。受験で引退した人で、力を落としたくない人も参考にしてください。

素人保護者りゅうかです。
後に振り返ってみる際の参考までに、現在では新規感染者が一日50人ぐらいでほぼ収束局面です。それでも試合はすべて中止ですしまだ稽古もできない状況です・・・

イケメン剣士JHOです。このブログでは「八月には稽古や試合が再開される」という大胆予測もしました。現在五月中旬ですが、そろそろ結果は出てきているのでしょうか?ちなみに「八月には試合再開の大胆予測」の記事はコチラです。

剣道の稽古と試合は2020年8月には再開される!

今五月下旬ですが、感染者20000人ぐらいで収束するという予想はほぼ的中しています。
死亡者数は200人ぐらいを予想していましたが、この様子だと800人ぐらいにはなりそうですね・・・

(通常のインフルエンザでも年間3000人ぐらいのかたが例年亡くなってますからね・・・200人は甘すぎる予測だったみたい・・・)

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打ち込み台による一人稽古の効果

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対面稽古ができないときに考えること

剣道は人とのやりとりや「合気」になって攻め合うことにあるため、基本「対面稽古」でないと上達は難しいのはみなさんご存じだと思います。

ただ、現在(2020年5月)では対面稽古はコロナ対策のため禁止になっているので、それ以外でもできることを自分で探して実践する以外にありません。

そこで、今回は「手の内」について掘り下げていきたいと思います。

誤解のないように先に説明すると、手の内は、本来「竹刀を振るスピード」とはほぼ無関係です。

そして、手の内は「素振り」では鍛えることができません。

高齢の高段者のかたがたのように、見た目にゆっくりとした振りでも打突のさい「ピシッ」と音がして、いかにも「打たれた!」という感じがするのを感じた方もおられるでしょう。

数をこなす「素振り」は刃筋を矯正することはできても「手の内」は鍛えられない、ということを前提に、以下に進んでいきたいと思います。

▼手の内は「打ち込み台」で鍛えられます。

打ち込み台での一人稽古で成果を出す

決め手は「手首の柔らかさ」

剣道の「手の内」が最も簡単に理解できる動作が日常にあります。

それが、我々が無意識にいつも行っている「手についた水を切る」動作です。

「水を切る」動作はどこから生まれるか考えてみてください。

「手首を固定して手の先に回転を加えている」から、手についた水が勢いよく飛んでいきます。

「回転」には必ず「軸になる」場所が必要です。軸に当たるのが「手首」です。

肘から下を動かし、さらに手首を固定したまま勢いよく手の先を振ってみると、手の先に加わる力が何倍にもなります。

剣道で「手の内の冴えた」打ちのことを「茶巾絞り」と言うのは皆さんご存じでしょう。

打突の最後にギュッと握力を絞る(これを茶巾絞りという)ことで手首を瞬間的に固めて回転軸にし、手首から先を回転させています。

そして、この「茶巾絞り」で回転軸を固定させ、竹刀を勢いよく前に出すには、手首が垂直方向に柔らかく動くことが必要になります。

手首を固定することは誰にでもできますが、この「手首の垂直方向の可動域」は人それぞれで、手首が柔らかく可動域が広ければ広いほど「先端に威力が生じる」ことになります。

手首を振ることを意識するだけで「冴え」が生まれる

手の内が効いていない典型的なものは、「薪割り」と呼ばれるような、どすんとした重い打ちです。

手首から先が同じ形のまま打ち下ろされているため、打たれると痛いし見た目にも「冴え」が感じられません。

この場合、回転軸は肘になっていて、竹刀の先に伝わるスピードが上がらないままです。

肘を回転軸にしてしまうと「しなり」が無くなってしまい、まさに竹刀を「置く」感じになってしまいます。

試合や稽古で、「あの打ちは竹刀を「置きにいっている」だけ」と表現したりしますが、段持ちの中級者以上でも打つのではなく「置く」感じになってしまうのは、「回転軸」が肘にあることが主な原因です。

一方で、手首に回転軸が生じている場合は、竹刀が描く円周が大きく、先端に行けば行くほどスピードが増して、打突場所で「ピシッ」といった気持ちの良い音が生まれます。

回転軸が徐々に移動していく打ち~手首が最終地点になる

冴えのある打ちの完成形は最終的に、「ムチを打つようなしなりがある打ち」のことです。

ムチは、ライオンやクマのような猛獣でも手なずけられるほど威力があります。

この辺りはこの記事で紹介しています。

竹刀に「しなり」を生んで打つ方法

打突動作が始まった当初は肩甲骨が回転軸だったのが、肩に移り、肘に移り、最終的に手首が軸になって竹刀の先に力を与えることができた場合、その打突は「しなり」が生まれ、先端スピードは何倍にも増します。

ここで注目して欲しいのは、「回転軸」が徐々に移動していくことです。

打突の軸は最初肩甲骨ですが、肩から肘、手首に移っていき、手首がロックされた瞬間竹刀がヒュンっと前に投げ出されていきます。

竹刀に限らず、ボールを投げる動作でも同じです。

ピッチャーや野手の投球は、最後に手首から先を放り出すように柔らかく使うことでボールに体重が乗り、威力が増します。

このように考えると、

手足の長さ

肩、肘、手首の可動域の広さ、柔らかさ

によって各選手の「打突の冴え」が変わってくるようです。

手足が長いほうがトップスピードは上がりますし、体の各関節が柔らかく力が抜けているほうが回転軸が移動しやすいでしょう。

「力を抜く」ことの大切さはあまり言われませんが、竹刀の打突、金槌を打つ動作、ボールを投げる動作はどれも、回転軸が容易に先端に移動していかれるよう、適度な脱力と最後の回転軸での緊張(ここが一番肝心)によってスムーズで冴えのある動作になります。

まとめ

「剣道の手の内」というと、なんだか専門的で難しげに感じますが、実際はどんな動作も、日常で無意識に行っていることで応用できます。

今回は、「濡れた手の水を切る動作」を例に上げました。

打ち込み台を打つ時、最後に手首を一瞬きゅっと緊張させると同時に竹刀をぎゅっとロックさせると竹刀の先端に力が移動して冴えのある打ちになります。

手首は特に大事で、「最後の回転軸」になるので、そこで強烈にロックできればできるほど竹刀の先端の威力が変わってきます。

一定の選手はこの「手首の回転軸」に加え、打突後に左手をわずかに引くことで、先端の回転をスムーズにしています。

この「左手を引く」動作は、手首の可動域が狭く冴えが生まれない人にとっては有効ですが、握力があり手首が柔らかい人にとっては力が分散される(回転軸がブレる)ことでへにゃっとした打ちになってしまうことがあるので気を付けてください。

対面稽古ができないときこそ、こういった細かい動作について考えをめぐらし、稽古が再開された後に行かせるよう意識付けしていきましょう。

 

皆さんに少しでも楽しんでもらえるよう、ほぼ毎日記事を更新しています。
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