剣道の団体戦で勝てない「意外な理由」と落とし穴とは?

 

こんにちは!ナビゲータの剣道愛好家・ごまちゃんです。来年度の試合が次々と組まれ、剣道もいつもの様子を取り戻しつつあるようです。このサイトでは以前、「2020年の八月にはいつも通りに戻る」と予測しましたが、予測は大幅にズレて結局一年間、公式戦や全国大会が無いまま終わってしまいました。みなさんの地域はどうですか?

 
 

わたしの地域では、全然試合も無いまま終わってしまいました。自分たちの実力が今どの程度なのかを知る機会が無かったのが不安でした。この前久々に他校と練習試合をしてみると、定位置が動きまくっていました。一強だったのが混戦状態になった、という感じです。

 

 

今回は、「最高のメンバーをそろえているはずなのになぜか勝てない意外な理由」についてお伝えします。

どうして勝てないのかを知ることは、選手、指導者、保護者が正確に理解しておいて損はありません。

今回は特に、メンバーを選ぶ段階での意外な理由を掘り下げてみます。

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団が実力を発揮できないときの「落とし穴」はこれだ!

勝ちにこだわるチームなら、思うような結果が出ないときとても選手も保護者も指導者も苦しみます。

そこで、少しでもヒントになり、見落としがちな点を述べます。

まずレギュラー決めのさい、却って戦績を落とす「落とし穴」を探っていきましょう。

この中で、いくつか「落とし穴」が混じっています。みなさんはどれが「落とし穴」だと思いますか?

①団内戦をして戦績の良い順番からレギュラーを選ぶ

②やる気のある子を優先して選ぶ

③学年をなるべく揃え、できれば最高学年を優先する

どれも正解のように見えます。ただ、実際に「勝てる団」を運営している団の方々には、それは違うだろ、と思えるのが混じっているのをすぐ見分けられるのではないでしょうか。

正解は②のみ、①も③も間違いです。

このほかにも。意外に思われる落とし穴として、

・「思い切りの良さ」や「前に出る姿勢」を見る

・同じような戦績の子たちのどちらを選ぶかを考えた場合、「打ちの強さ」や「体格の良さ」のような、インパクトに勝るほうを選ぶ

どちらも正解のようですが、この二つも、大きな「落とし穴」になります。

これらはなぜ「思うような結果が出ない」理由になるのかを、以下詳しく説明していきます。

▼うまくいかないときにオーダーを変えてみるのは最悪の選択です。

オーダーは固定したほうが良い

団内総当たり戦と対外試合の戦績は比例しない

これは、勝てる団を運営している人はよくご存じかも知れません。

まず、選手が大勢いて選手を選ぶさい団内戦をして、団内戦の戦績通りにメンバーを選ぶことが多いと思います。

しかし、この「団内総当たり戦」が曲者です。団内戦一位になる子はともかく、三位以下の結果は実はあまりあてにならないのです。

団内のこどもたちは、通常の場合レベルが一様に揃っている場合が多く、一位、二位を除いては五十歩百歩です。

団内でお互いの癖を知り抜いていることもあるでしょうし、団内試合では対外試合よりも「相性」が色濃く作用しがちになります。

団内総当たりの戦績を見るより、対外試合のスコアを見て、どのポジションでどんな試合をしたかをじっくり見てメンバーを選ぶことが、勝てるチームを作る第一歩になります。

特に、次鋒が欲しい、あるいは副将が欲しい、というような役割が明確にある場合、個人戦や団内総当たり戦の戦績よりも、その子の性格や過去の団体戦を見て、「役割にぴったり当てはまる子」を選ぶほうが確実です。

これはこのサイトで何度も言って来たことですが、団体戦に「たくさんの大将」は要りません。

次鋒には次鋒の、副将には副将の役割があり、それを果たせる子は、団内総当たり戦では絶対に見分けることができません。

団内総当たり戦で上位五人をレギュラーにする、というのは、勝てるチームを作るという目的から大きく外れた結果を生みがちになります。

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落とし穴②最高学年を揃え、体格や打ちの強さを重視する

団体戦のメンバーを決めるとき、三人ぐらいはすぐに決まるけどあとの二人は迷う、ということがあるかも知れません。

人数的にどうしても同じメンバーを起用せざるを得ない場合を除いて、チームが停滞し始めたら、思い切って新しいメンバーを入れてみることで、団内に活気が生まれます。

これはどんな組織でも同じことです。

公務員でも民間企業でも、配置換えや転勤が定期的に行われるのは、メンバーを刷新すれば組織が生まれ変わることを経営側が熟知しているからです。

ここで、「どのようにメンバーを入れ替えるか」という点について考えてみましょう。

注意点はたった一つ、固定観念を外すことです。

強さ、性格、剣道の質、あらゆる観点を見て、「この子は絶対に外せない」と思われるようなこどもでも、レギュラーを外すことも有り得る、という姿勢で考えてみましょう。

前章で、「インフルエンザ」という理由で外れた主力が抜けたことで大きな変化をもたらしたことを述べました。

その子は、通常では絶対にメンバーから外れることは無かったでしょう。

不可抗力で外れてみたところ、それがチームに大きな爆発力を呼ぶことになりました。

ここで考えて欲しいのは、「大将でも変革のためには外す可能性を排除しない」という姿勢です。

強さの順番とか、体格、学年、そんなものは悪しき固定観念です。

むしろ、そういうものに縛られてメンバーを組むから停滞して勝てない、ぐらいに考えましょう。

メンバー外しは固定観念を持たないとして、メンバーを入れる場合、どうしても考慮しないといけないことがあります。

それは、「運が良いこども」を選ぶ、ということです。

実は、名将であればあるほど「運を持っているかどうか」を考慮します。

運がよい、運が悪い、というのは目で見えないのでなかなかわかりませんが、長く勝負に関わっていると、こどもの顔を見るだけで何となくわかってくるのです。

少し余談ですが、運の良し悪しを測るのに便利な基準があります。

それは、「代表決定戦」で勝てるこどもは運を持っている、ということです。

代決勝負にまでもつれ込む、ということは、そのチームの総合力が対等である、ということです。

当然、代決に出るこどもも同じような強さを持っているでしょう。

そこで左右するのは、「運があるかどうか」だけです。

代決に出して連戦連勝のこどもは、誰よりも大切にすべきこどもです。

もしそのようなこどもがいる場合。学年が二つ下でも、体が小さくても、起用してみて損はありません。

「運の良し悪し」というものを見抜ける指導者はそう多くはないかも知れませんが、その大事さを知っている指導者の団は必ず結果を出してきます。

まとめ

今回は、メンバーも揃っているし実力も揃っているのに、なぜか肝心なところで勝てない団向けに記事を作成しました。

プロ野球の名将・故・野村克也さんが仰っていたことに、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という名言があります。

なぜか勝てるときは必ず「運」が潜んでいる、負けるときは運の要素は無く、負けるべくして負けているし必ず理由がある、ということを述べたものです。

どうして勝てないのだろう、運が悪かったのだろうかと思い悩むよりも、

「今までの考え方でやっていたら結果も今までと同じにしか出ない」と肝に銘じることです。

これは過去記事にも述べましたが、団体戦で行き詰って何度試しても結果が出ない場合、

思い切ってメンバーを変える

これが最善の策です。

メンバーを変えて挑むためには、固定観念を外し、「運を持っているこどもを抜擢する」とか、学年やしがらみてきなものを思い切って捨てるなどの荒療治が必要になってきます。

もちろん、二三回試合をしただけで、「このメンバーでは勝てない」と判断するのは性急すぎますが、試合に出し続けて半年、三か月経ってもまだ結果が出ない場合は、切り替えが肝心です。

手持ちの選手に制限があって使わざるを得ないのを除いて、どうか先入観を捨て、たくさんの冒険をして勝利を掴みとってください。

 

 

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