剣道で急に強くなる近道は「目線」に注目すること!

 

こんにちは!ナビゲータの剣道愛好家・ごまちゃんです。今回は、少年剣士たちが意外と気づいていない、でも勝負に非常にかかわってくることについてお伝えします。

自分がどこを見ているか、つまり「目線」の置き方についてです。

 
 

車の運転でも、スマホゲームはプレステでも、およそ勝負が決まってしまう要素として「目線」があります。車の運転で初心者の目線とベテランドライバーの目線を比べると、その違いは一目瞭然です。ベテランのほうが「視線を一点に置かず」「全体を見て」「必要な情報を素早く見る」ことができています。剣道でも同じで勝てる人の「目線」がどこに置かれているかを知ることで勝利に近づきます。

 

 

視野が狭い、視野が広い、『遠山の目付け』など「目線」に関する言葉はたくさんあります。

これを小学生に伝えるにはどうしたらいいか、どのように伝えたら伝わりやすいかをここでは解説しています。

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まずは打つところを見るのをやめること!

「目線」はとても重要な情報を含んでいます。

試合に勝てる、少し冷静なこどもなら、お相手が打つ時に大きく口を開けることや、打とうとしている部分をガン見していることに気付き、次の手を読み取ります。

特にコテ打ちの時など、コテをガン見していたら、「コテを打とうとしている」ということがバレバレになってしまい、お相手はさらに先の手である、「メンと見せかけてコテ」や「コテ返しメン」など、余裕を持って準備できます。

「余裕」と言っても0.1秒ぐらいのものですが、その0.1秒で勝負が決まることは、小学生といえどもわかっていることでしょう。

このように試合に勝てる子は、「一歩先を常に読み取り考える」ことで先手を取って試合に挑み、常に優位に試合を進めています。

まずは自分で、「相手に意図を悟らせない」ために、打とうとするところを見ず、コテを打ちたいならむしろ面を見るとか、意識的に視線を外すことを試みてみましょう。

それだけでお相手はやりにくさを感じてくれますし、自分も視線を凝固させないことで心に余裕が生まれてやりやすくなるでしょう。

スマホゲームやその他のことでも、集中すればするほど視野が狭くなり、目線が固まりがちになります。

集中することはよいのですが、それと同時に喪うのは「余裕」であり、「先を見通す力」です。

自分の目線がどこに向いているか、稽古の時から常に意識しておいて、全体を見る「遠山の目付」を身に付けることで、一段高い剣道ができるようになります。

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剣道で勝負強くなるには

「遠山の目付」で得るものは計り知れない

初心者と中級者を見分けるものはまさにこの「遠山の目付」による、と断言していいと思います。

視線というものは、常に自分の関心のあるものに向きがちであり、集中すればするほどそこに目が行くのは人間の常です。

目線を意識的に広くし、より広い範囲を見ることを「視野を広げる」と言いますし、「器を広げる」と表現することもあります。

実は、視線を広げることは簡単なようでいて非常に難しく、特に小学生のような集中はしやすいものの視野を広げにくい人種には、まさにこの「視野を広げる」ことが勝率に直結するぐらい重要なことになってきます。

「遠山の目付」つまり、視線を遠くの山を見るようにぼんやりと広げる、と言いますが、これは、初心者マークのドライバーからベテランドライバーになる、ゲームでも三割ぐらいしか到達できない得点を稼いだり、人生においても視野の広い成功する人々が常に心掛けていることでもあります。

遠山の目付のやり方としては、

・なるべく広い範囲を見ようとする

・一つの情報に惑わされず他により重要な情報があるかどうか探す

・そのために一か所に視線を集中させず、相手の目線や足、腰、口の動きなどを感覚を研ぎ澄まして察知しようとする

このような心掛けが必要になります。

実は、このような目線は、意識していないと身に付けることができません。

かかり稽古の時、あるいは休憩時間のとき、周囲の人がどのように動いてどう人と接しているか、相手の気持ちはどこに傾いているか、そのようなことに敏感なこどもは、自然と視野が広くなり、剣道でも「駆け引き」が学べるようになり、目線も広がります。

この「遠山の目付」は、剣道だけでなく、常日頃の生活態度でこそ身に付き、身に付いたら、加速度的に人間関係もスムーズになり、周囲に受け入れられ、周囲を愛し愛されるようになる、つまり「気配り上手」になる、と言う側面もあります。

剣道で試合に勝つために行うことはすべて「人格形成」に繋がり、剣道で強くなる子の性格が決まってくるというのは、この「遠山の目付」が意識的にできるのは個人の性格によるかもしれません。

なぜなら、「周囲に気を配れる」というのはつまり、「視野を広く」「人が見ていないところを見ることができる」ということだからです。

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「遠山の目付」の練習は普段の日常生活から

ここからは少し説教臭くなりますが、それでも絶対お伝えしたいことです。

視野を広く持つことは、実は稽古時間だけでは到底足りず、日々の修練が必要です。

ゲームをするとき、勉強するとき、試合に行ったとき、常に周囲を見て周囲の人が見落としがちなことを見ること、この心がけが自然に「遠山の目付」の鍛錬になります。

・車に乗って移動する際、すれ違う車のナンバープレートを見る

・自分でも、メンを見ながらコテを打ったり、わざと目線を外して打突してみる工夫をする

・一緒にいる保護者が、さっき先生が言ったことは何だった?と唐突に質問してみる

・玄関の靴で、一番左にあった靴は何色?と質問してみる

このような唐突な質問をしてみることで、こども自身が、「案外見落としていることがたくさんあるな」と気づくきっかけを与えることもできます。

そして、剣道で結果を残すこどもほど、「あそこの道場は○○色の胴に△△色の手ぬぐい、ひもは赤」などと大人がびっくりするぐらい覚えていたりします。

別に常に注意深くある必要はありません。

どんな光景でも、それは誰が見ても同じ光景です。

ただ、視線に入って意識されるかどうかの問題であり、視線に入るものをできるだけ広げ、そこから人が見逃すような情報を読み取ること、これが「遠山の目付」を身に付ける唯一の方法です。

「視野の広さ」を身に付けるには、一朝一夕にはできません。

しかも無意識にできるようになるにはそれなりの年月が必要です。

肝心なことは、それらは決して、「自然に身に付く」ものではなく、ある程度選ばれた、意識し続けられたものだけが身に付けられる特権のようなものです。

ここが上達の分かれ道の一つである、と管理人は考えています。

まとめ

少し余談になりますが、教室の前に出て、みんなの前で発表するとき気づくことがあります。

それは、「一番前の席は意外と意識されず、後ろの席のこどものほうが目線が向けやすい」ということです。

剣道の試合でも、格上相手に試合をするとき、意外と前に前に出たほうが相手がやりにくさを感じてくれる、ということや、「打たれないためには前に出るほうが良い」ということに気付いている人もいるかも知れません。

コテを打つ時はメンを見て、胴を打つ時もメンを見たりコテを見て、わざと目線を外す(というか、目線をぼんやりさせる)というようなことは、意識せずしては身に付きません。

ちなみに、管理人も、スコアが伸び悩んでいたスマホゲームで、目線を遠くに置いて全体を見ることで次にやることが飛躍的に見えてきて、スコアの壁をぶち破ったことがありました。

みなさんも、ぜひお子さんに「遠山の目付」について考え、こどもさんのレベルに応じて広い視野を身に付けるように教えてあげていってください。

驚くような成果が得られることでしょう。

 

 

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